安藤裕美
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表現スタイルと活動
安藤の活動は、油彩画、ドローイング、漫画、アニメーション、アーカイブ整理など多岐にわたるが、そのすべてが「パープルーム」という場での出来事と密接に結びついている。
- 「記録」としての絵画 - パープルームでの日々の些細な出来事、メンバーとの関わり、拠点(相模原の古い建物)の空気感を主題とする。彼女にとって描くことは物事を記録することと同義であり、梅津庸一らと共有する「造形言語」を用いたドキュメンタリーとしての側面を持つ。
- ナビ派への眼差し - 19世紀末のフランスの芸術家集団「ナビ派」(特にピエール・ボナール)に強く傾倒。ナビ派が持っていた「結社(サークル)」的な性質や、身近な親密な世界を描く姿勢を、現代のパープルームの活動に重ね合わせ、相対化しながら独自の絵画を追求している。
- 「パープルーム」そのものの体現 - 単なる構成員ではなく、パープルームで起きる出来事を作品として残し続ける彼女の存在そのものが「パープルーム」であると評されることもある。
主な展覧会[2]
- 2017年:「パープルーム大学 物語なき、この世界。」(熊本市現代美術館)
- 2023年:個展「学舎での10年をめぐって 『ナビ派』と『パープルーム』への眼差し」(パープルームギャラリー)
代表的な仕事
- 漫画「前衛の灯火」:『美術手帖』での連載。美術界の制度やパープルーム内部の力学を、ユーモアと批評性を交えて描く。