実力組織 From Wikipedia, the free encyclopedia 実力組織(じつりょくそしき、英: power organization)とは、日本国憲法第9条における自衛隊の位置付けを指すものとして使われている専門用語である[1][2][3]。単なる「物理的な強制力を備えた組織」という意味の一般用語とは区別して使用する必要がある[4]。 1946年(昭和21年)、国会において日本共産党衆議院議員の野坂参三が、内閣総理大臣の吉田茂(当時)に対し「侵略に対する自衛戦争は正義の戦争であり、すべての戦争を放棄する必要はない」と自衛のための再軍備の必要性を訴えた。これに対し吉田は「日本が戦争放棄を宣言して世界の信を得つつあるとき、自衛権を論ずることは無益である。憲法は一切の軍備と交戦権を認めない」と、平和主義・戦争放棄を定めた日本国憲法第9条は自衛権も認めていないとの見解を示した。しかし冷戦の激化や朝鮮戦争の勃発もあり、吉田政権下で自衛隊の前身である警察予備隊(後に保安隊)が創設された。後を継いだ鳩山一郎政権は、憲法第9条の解釈を変え「自衛のためならば必要最小限度の戦力は保持していいが、紛争解決や侵略戦争のための戦力を持ってはいけない」との見解を示した。歴代政権もこの解釈を踏襲し、自衛隊は自衛のための必要最小限度の実力組織であるため合憲であるとの見解を示してきた[5][6]。 脚注 ↑ 世界大百科事典 第2版 じえいたい【自衛隊】 コトバンク ↑ 平成2年10月18日第119回臨時国会衆議院本会議 における中山太郎外務大臣の答弁 ↑ 玉木雄一郎 (2022年6月3日). “憲法9条の何が問題? 「必要最小限」をどう考えるのか…玉木雄一郎が解説”. たまきチャンネル. YouTube. 2022年7月15日閲覧。 ↑ “【政界徒然草】憲法9条改正、理想論か現実重視か 狭間で揺れる自民党の議論”. 産経新聞. (2018年3月15日). https://www.sankei.com/article/20180315-PFLKJIAO2VNC3KQD7PULBS7AF4/. ↑ “【政界徒然草】憲法9条改正、理想論か現実重視か 狭間で揺れる自民党の議論”. 産経新聞. (2018年3月15日). https://www.sankei.com/article/20180315-PFLKJIAO2VNC3KQD7PULBS7AF4/ 2022年11月18日閲覧。 ↑ “国際社会の中の日本:自衛隊明記がもたらす諸問題”. JBpress. 2022年11月19日閲覧。 関連項目 自衛隊 警察予備隊 / 保安隊 日本国憲法 日本国憲法第9条 憲法改正論議 解釈改憲 この項目は、政治に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 政治学/ウィキプロジェクト 政治)。表示編集 この項目は、軍事に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:軍事、プロジェクト:軍事史/Portal:軍事)。表示編集 この項目は、平和に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:平和)。表示編集 Related Articles