宮古うみねこ丸

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宮古うみねこ丸
基本情報
船種 旅客船
船籍 日本の旗 日本 宮古市
所有者 宮古市
運用者 岩手県北自動車
建造所 ティエフシー(現ツネイシクラフト&ファシリティーズTFCやまだ工場)
建造費 2億1780万円[1]
航行区域 平水区域
船級 JCI
船舶番号 210-61035
経歴
発注 2021年5月6日[1]
起工 2021年8月12日[2]
進水 2022年5月2日
竣工 2022年5月29日
就航 2022年7月17日
要目
総トン数 19トン
全長 18.80 m
5.40 m
深さ 1.85 m
機関方式 ディーゼル
主機関 YANMAR 6CHP-WDT
出力 154 kW × 2,520 min-1 × 2基
最大速力 15.5 kt
航海速力 12.0 kt
搭載人員 83名
旅客定員 80名
乗組員 3名
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宮古うみねこ丸(みやこうみねこまる)は、岩手県宮古市が所有する遊覧船岩手県北自動車宮古港を拠点に浄土ヶ浜周辺海域を運航する遊覧航路に就航している。

浄土ヶ浜では、58年にわたり「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」が運航されてきたが、船の老朽化などのため、2021年1月11日をもって運航を終了した。運航終了後には、市民や観光関係者から終了を惜しむ声とともに、「浄土ヶ浜観光の象徴として遊覧船は必要である」とする意見が多く寄せられた[3]。これらの声を受け、宮古市は新たな遊覧船を市の事業として建造し、2022年7月17日に就航した[4]

船名は、宮古市民を対象とした公募が行われ[5]、寄せられた421件の中から選定された4候補について最終投票が行われた[6]結果、市内の高校生と高校教員が応募した「宮古うみねこ丸」が採用された[7]

建造

本船の建造にあたっては、宮古市によるプロポーザル方式造船所が選定され、岩手県下閉伊郡山田町のティエフシー(現ツネイシクラフト&ファシリティーズ TFCやまだ工場)が担当した[8]

建造工事は2021年に着手され、2022年5月2日に命名・進水式が行われた[9]。その後艤装工事を行い、同月29日に宮古港出崎埠頭において入港引渡し式が行われた[10]

建造監理業務は、一般財団法人日本造船技術センターが受託した[11]

建造費用の一部には、宮古市が実施したふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングによる寄附金が充当された[12][13]

設計・デザイン

本船はアルミニウム合金製の双胴船(カタマラン)で、横波に強く、広い展望デッキからリアス式海岸の雄大な景観を堪能できる設計となっている[4]総トン数は19トン、全長18.8メートル、幅5.4メートル、航海速力12ノットで、定員は旅客80名・乗員3名の計83名である[14][15]交通バリアフリー法に対応し[16]車いす乗下船装置、バリアフリートイレ用電動円形扉、バリアフリー客席を装備している。

船体および内装デザインは、ワイズ・ラボが担当した[17]

デザインカラーには、宮古市がシンボルカラーとして定める[18]、浄土ヶ浜の海の色をモチーフとした「浄土ヶ浜エターナルグリーン」が採用されている[19]

船体に施されたラインは、人々の想いが輪となり、線となって未来へ伸びていく様子を表現している。船体前方から伸びるラインには市民の復興への想いが込められ、後方に向かうにつれて支援者の想いが重なり合い、上方へ伸びていく様子を一部配色を変えることで表現している[3]

航路

道の駅みやこ近くにある宮古港出崎埠頭を発着点として、浄土ヶ浜周辺海域を巡る遊覧航路を中心に運航されている[4]。船上ではウミネコへの餌やりが体験でき、餌となる「うみねこパン」が船内で販売されている[20]。この「うみねこパン」はアカモクなどの海藻を練り込んだもので、人間も食べることができる[21]

運行経路

1日7便運航。

湾内遊覧
  • 宮古港出崎埠頭 →(直行 約7分)→浄土ヶ浜 →(湾内周遊 約30分)→ 宮古港出崎埠頭[22]

出崎埠頭から浄土ヶ浜を経由し出崎埠頭に戻るまでの通し料金となっている。浄土ヶ浜で途中下船した場合でも、当日に限り再乗船が可能[23]

水上交通
  • 宮古港出崎埠頭 → 浄土ヶ浜

浄土ヶ浜から出崎埠頭までについては、水上交通利用者に限り、湾内遊覧との差額を支払ったうえで乗船が可能[23]

事故・トラブル

脚注

外部リンク

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