宮城県立劇場
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 宮城県立劇場 | |
|---|---|
| 情報 | |
| 位置 | 北緯38度15分40秒 東経140度54分27秒 / 北緯38.26111度 東経140.90750度座標: 北緯38度15分40秒 東経140度54分27秒 / 北緯38.26111度 東経140.90750度 |
| 最寄駅 | 仙石線・宮城野原駅 |
宮城県立劇場(みやぎけんりつげきじょう)は、宮城県仙台市宮城野区に建設中の公共複合施設である。老朽化した宮城県民会館とみやぎNPOプラザの後継施設として、2028年度(令和10年度)中の開館を目標に工事が進められている[1]。2147の客席を備える多目的の大ホール、演劇公演向けホール、ギャラリー、NPO用区画などからなる予定である[2]。
宮城県の多目的ホールや文化施設として、仙台市青葉区の定禅寺通沿いに宮城県民会館があるが、建物の老朽化により建て替えが検討された。その際、現地が手狭であることに加えて、現地で建て替えると4年間に亘る休館が発生すると想定された[3]。これらの問題を避けるため、2018年(平成30年)に県民会館の移転が検討され、2019年(令和元年)に宮城野区の国立病院機構仙台医療センター[注釈 1]跡地が新しい県民会館の場所として選ばれた[4]。
その後、新しい県民会館を文化拠点とする方針が宮城県により示され、県民会館と宮城県美術館、NPOプラザをここに集約することが計画された[5]。当時、1981年(昭和56年)に開館した宮城県美術館でも老朽化が進んでおり、改修が検討されていた。3施設を移転・集約した場合、補助金を有利に受けられる利点があり、宮城県美術館を単独で改修した場合に比べて約60億円が抑制される試算や[6]、工費や建設後30年間の維持費合わせて約110億円が抑制される試算があった[7]。しかし、宮城県美術館の建物は前川國男が設計した建築物としてその価値が評価されており、市民団体は県民会館と美術館の集約に反発した。その後、2020年(令和2年)に宮城県は県民会館とNPOプラザの集約に留め、美術館を現地で改修することに決めた[7]。
新しい県民会館の建設工事は2025年(令和7年)に始まり[8]、2026年(令和8年)に施設の新名称「宮城県立劇場」が決定した[1]。2028年度(令和10年度)中の開館が目標とされている[1]。
設備
以下の内容は宮城県の資料に基づく予定である。
宮城県立劇場の建物は地下1階、地上5階建てで、建築面積約1万4389平方メートル、延床面積約2万8314平方メートルである[2]。
大ホールはオペラやバレエ、ミュージカル、ポピュラー音楽に対応する多目的ホールである。客席数は2147[1]。舞台の構造は四面舞台である。これは中央の主舞台の他に、左右と奥それぞれに空間がある構造である。また、オーケストラピットや音響反射板が備わる[2]。
大ホールの他に「スタジオシアター」がある。これは演劇向けホールだが、可動席を含むホールであり、また、間仕切りの移動により、隣接区画のギャラリーや屋外空間とも一体化可能な構造となっている。これにより演劇以外の表現や催しにも対応する。最大の客席数は約600だが、立席形式の場合の最大収容人数は約1600人である[2]。
この他、稽古やリハーサルでの利用を想定したスタジオ、作品を展示するギャラリー、アトリエ、練習室、会議室、和室、NPO用区画などが含まれる予定である[2]。