宮福鉄道MF100形気動車
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宮福鉄道MF100形気動車(みやふくてつどうMF100がたきどうしゃ)は、宮福鉄道(その後北近畿タンゴ鉄道に改称)が開業時に導入した気動車である[9][1]。上下分離に伴い2015年(平成27年)4月1日からはWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)が運用している[3]。
| 宮福鉄道MF100形気動車 宮福鉄道MF200形気動車 | |
|---|---|
|
MF100形(非リニューアル車) (2009年8月 福知山運転支区) | |
| 基本情報 | |
| 運用者 |
北近畿タンゴ鉄道[注 1][1][2]→ WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)[3][2] |
| 製造所 | 富士重工業[4][5][6] |
| 製造年 | 1988年[5][7][8] |
| 製造数 |
MF100形4両 MF200形2両[4][5][7][8] |
| 運用開始 | 1988年(昭和63年)7月16日[9][1] |
| 主要諸元 | |
| 軌間 | 1,067[10] mm |
| 最高運転速度 | 95[4][7][11] km/h |
| 車両定員 | 27(座席)+53(立席)= 80名[4][7] |
| 車両重量 | 26.8t(空車)[7] |
| 全長 | 16,500[5][7][10] mm |
| 車体長 | 16,000[5][10] mm |
| 全幅 | 3,090[5][7][10] mm |
| 車体幅 | 2,700[5][10] mm |
| 全高 | 3,935[5][7][10] mm |
| 台車中心間距離 | 11,000 mm[10] |
| 床面高さ | 1,240mm[10] |
| 台車 |
二軸ボギー台車 FU34FD・FU34FT[5][12][7] |
| 車輪径 | 722 mm[13] |
| 固定軸距 | 1,800 mm[10] |
| 動力伝達方式 | 液体式 |
| 機関 | 新潟鐵工所製6H13ASディーゼルエンジン[5][4][11] |
| 機関出力 | 184 kW(250 PS)/ 1,900 rpm[5][4][7] |
| 変速機 | TACN-22-1100[4][13] |
| 変速段 | 変速2段・直結1段[5][4][11] |
| 制動装置 | DE1A自動空気ブレーキ[5][4][11][14] |
本項では、イベント対応車として一部の仕様が異なるMF200形気動車についても記述する。
概要
構造
車体
富士重工業の地方鉄道向け車両「LE-DCシリーズ」であり、車体は全長16.5m (車体長16m)、幅2.7mの全溶接構造の普通鋼に、耐寒耐雪対策付車両であるため、外板は2.3mmの高耐候性鋼板SPAを使用しており[6][11][15][16]、スイスの山岳鉄道を模したデザインで、車体正面は貫通形で、ヘッドライトが前照灯(前部標識灯)[注 2]と後部標識灯(尾灯)[注 3]を一つの円形ライトケースに収めているのが特徴的である[17][18][6][10]。
MF100形はボディーカラーが深緑色(千歳緑)、MF200形は深赤色(鳶赤色)であるが、これは宮福線沿線に位置する大江山の鬼伝説にちなんだもので、前者は青鬼を、後者は赤鬼をそれぞれイメージしている[18][7][19]。
車内
側出入口または側引戸は車体両端2箇所に片開きドア[注 4]を設け、旅客乗降口の幅は850mmであり、運転室は半室構造で乗客の監視を容易にし、客室には運転室横に整理券発行機やワンマン運転用の機器を、運賃箱は客室側に回転させれるように配置、車内・車外にはスピーカーを4個ずつ設置した [11][4][10]。
車内は、床には表面に茶褐色の塩化ビニル樹脂を張り、厚さは25mmの防音構造とし、内装化粧板はクリーム系合成樹脂板を用い、客室内天井灯は蛍光灯[注 5]を12箇所と出入台灯[注 6]を4箇所設置している[4]。 なお、200番台の天井照明はシャンデリアを設けた[14]。
座席は新幹線200系電車と同様の回転機構付き簡易リクライニングシートを使用しており、シートピッチは1,027mmで1+2列で配置され、定員は80人(うち座席27人)であり、モケットは緑色をベースに黒色の細格子縞とし、MF200形は、モケットは煉瓦色をベースに黒色・茶色・橙色の小紋柄としており、普通列車用の車両としてはグレードが高い装備である[17][14][20][10][12][18]。
側窓は、上段は固定、下段は上昇下降できる構造であり、カーテンは横引き式とした[12]。 また、全車両トイレは設置されていない[11]。
走行装置
走行用ディーゼルエンジンは新潟鐵工所(現・IHI原動機)製の6H13AS (184 kW(250 PS) を1基搭載しており、液体変速機は、変速2段・直結1段の 新潟コンバーター製のTACN-22-1100を搭載している[5][4][11][13]。
台車は空気バネ支持で、車輪径は722mmの2軸駆動台車であり、動力台車形式はFU34FD、付随台車形式はFU34FTである[5][7][12][13]。
制動装置は、応荷重装置付きのDE1A自動空気ブレーキを採用し、勾配を下る場合に使用する抑速ブレーキには、機関排気ブレーキとリダーダーブレーキを併用し、自動スキマ調整装置を備え、安全の確保と制輪子の摩耗を減少を図っている[14][10]。 また、総括制御用ジャンパ連結器を備え、JRの一般型気動車とも併結可能である[14][4][10]。 2017年にはこの機能を活用し、キハ40系との連結運転を行っている[21]。
空調装置
暖房装置は、運転席に能力5.1kW(4,400 kcal/h)のエンジン排熱を利用した温風式が2基、客室に能力5.3kW(4,600kcal/h)のエンジン排熱を利用した温風式が腰掛下に6基搭載されている[11][12]。 冷房装置は、能力25.6 kW(22,000 kcal/h)のエンジン直結方式が1基搭載されている[11][12]。
リニューアル
MF100形とMF200形全車に対してリニューアル工事を実施し、外観の扉部分が黄色・水色・ピンク色に塗装されている[22]。
- MF100形リニューアル車
- MF200形(非リニューアル車)
- MF200形リニューアル車
- MF200形車内
- MF200形リニューアル車車内
- MF102「海の京都トレイン」