小悪魔

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小悪魔(こあくま)とは、小さく弱い悪魔のこと[1]。この場合「しょうあくま」とも読む[1]。または、男性の心を惹きつけ、もてあそぶ若い女性のこと[1]

英語では小悪魔は little devil だけでなく devilkin[2]、devilet [3]などいう語も使われていた。devilkin はインプを指すのにも使われていた[2]

これらの語を使った作品には例えば1890年のアメリカの雑誌『The Cosmopolitan』9号掲載の短編小説『Miss Devilet』が存在する[4]。またアメリカ映画では1919年に『可愛い小悪魔英語版』が登場している。

スラヴ系における小悪魔

スラヴ系の悪魔はチョールト英語版ロシア語: чёрт)と呼び、小悪魔はチルチョーノク(ロシア語: чертенок)と称される。口語ではチョールチク(ロシア語: Чёртик)とも言う[5]

小悪魔をテーマとした文学には、『イワンのばか』(別日本語題: 大悪魔と小悪魔[注 1]レフ・トルストイ、1886年)、『小悪魔がパン切れの償いをした話英語版[注 2](レフ・トルストイ、1886年)などがある。

また1922年のソビエト連邦の誕生前夜には共産主義の革命に協力する若者を肯定的な意味で赤い小悪魔と呼んだ小説『赤色小悪魔ロシア語版[注 3]が作られ、ソビエト連邦誕生後の1923年にはそれが映画化ロシア語版されて同地において人気となった[6]

アジアにおける小悪魔

小悪魔系女子

日本語では男性の心を惹きつけ、もてあそぶ若い女性のことを「小悪魔」ということがある[1]。女性に対する「小悪魔的」という言葉は、例えば2001年に少女漫画誌『りぼん』のギャグ4コマ漫画『HIGH SCORE』に「男を振り回すタイプ」という意味で「小悪魔っぽい」という表現が使われている[7][注 4]。また1999年春にはトリンプの下着ブランド「天使のブラ」のテレビCMから小悪魔をテーマとしたものが登場していた[8]

2002年、エッセイスト蝶々の『銀座小悪魔日記』が登場し[9]、次いで2004年に前述の蝶々のエッセイ本『小悪魔な女になる方法』が登場すると、2005年9月にはそれがフジテレビ系列でテレビドラマ化され[10]、小悪魔ブームが起こった。

ファッション業界も小悪魔系に注目し、2003年11月には前述の「天使のブラ」を手掛けていたトリンプから新ブランド「小悪魔ブラ」が登場[11][12]、同社は『小悪魔大賞』を開始し[11]、2004年には上戸彩が、2005年には安良城紅がこの賞を受賞した[13]。一方、前述のドラマに協力していたワコールは自社のホームページに「小悪魔蝶々の“恋するカラダのつくり方☆」を連載し、2006年には蝶々とのコラボレーション商品群「7days Lover」を展開した[14]

また2005年10月には姫ギャル系雑誌の『小悪魔&ナッツ』(後の『小悪魔ageha』)が登場、この雑誌が人気となったこともあってキャバ嬢ホステスの人気が高まっていった[9]

小悪魔の流行は「プチ〇〇」ブームの延長にあるとも言われていた[11]。例えば2005年には大人の小悪魔をプチ悪女と言い換えたエッセイ本『愛される「プチ悪女」のすすめ』[注 5]小島悠)も登場していた[15]

関連作品

実写および実写化された作品
漫画

悪魔としての小悪魔を扱った文化

日本では2000年代にOS擬人化およびコスプレ系飲食店のブームがあり、2004年3月には外神田コスプレ系飲食店としてBSD系OSおよびそのマスコットのBSDデーモンを意識した名前のコスプレ居酒屋「LittleBSD 〜小悪魔の宴〜」が登場した[21][22]

2020年には小悪魔という設定のバーチャルYouTuber常闇トワが活動を開始した。

脚注

出典

関連項目

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