尻餅 (落語)
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※以下、東大落語会編『落語事典 増補』掲載の内容に準拠する[3]
大晦日が近づいて近所で餅をつく音が絶えない中、ある貧乏な家ではそれができない。妻が夫に、近所への手前せめて音だけでもさせてほしいと頼むと、夫は妻の尻を叩いて餅つきを装うというアイディアを出す。妻は近隣への見栄からこれに同意した。夜になって夫が賃餅屋(代金を受け取って餅をつく職業)の口上を真似て「餅つきに参りました」と玄関で大声を上げ、中に入ると台所の床に横になった妻の尻を平手で叩く。しばらく我慢していた妻も寒さと痛さから「あと幾臼あるんだい」と尋ねると、夫は賃餅屋の声色で「あと2臼」と答え、それを聞いた妻は「おまえさん、お餅屋さんに残り2臼はおこわにしてくれるよう頼んどくれ」。