山下恒男
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人物
- 心理学の実証的研究者であったが、1960年代末の大学闘争を契機に心理学を歴史的・批判的に分析している[8]。
- 近代に形成された「発達=進歩」思想が子どもや障害者への抑圧思想になっていると指摘した『反発達論』(1977年)は、1970年代に登場した発達論批判の先駆的・代表的議論として知られる[9][10]。
- ビデオゲームを愛好し[11]、ゲーム関連の研究・著作もある。研究室はゲームをテーマにしていた[12]。
- 元日本臨床心理学会会員[13]。長年運営委員を務めていたが、臨床心理士の国家資格化をめぐる対立で脱会し、1993年の日本社会臨床学会の結成に参加した[14]。同学会第五期(2001年4月 - 2003年3月)運営委員を務めた[15]。
著書
単著
- 『反発達論――抑圧の人間学からの解放』(現代書館、1977年、新装版2002年)
- 『日本の教育心理学――その役割と思想を問い直す』(明治図書出版、1982年)
- 『差別の心的世界』(現代書館、1984年、増補新装版2005年)
- 『狭山自白・「不自然さ」の解明』(日本評論社、1990年)
- 『子どもという不安――情報社会の「リアル」』(現代書館、1993年)
- 『テレビゲームから見る世界』(ジャストシステム、1995年)
- 『日本人の「心」と心理学の問題』(現代書館、2004年)
- 『シルバー・シネマ・パラダイス』(現代書館、2009年)
- 『近代のまなざし――写真・指紋法・知能テストの発明』(現代書館、2012年)
編著
分担執筆等
- 日本臨床心理学会編『戦後特殊教育・その構造と論理の批判――共生・共育の原理を求めて』(社会評論社、1980年)
- 肥田野直編『現代心理学の動向――1946~1980』(川島書店、1980年)
- 地域の校区で障害児の教育権を保障させる学者研究者の会編『陽だまりのなかへ――共に生きる教育の創造』(編集工房ノア、1981年)
- 日本児童研究所編『児童心理学の進歩 vol.24(1985年版) 』(日本児童研究所、1985年)
- 日本臨床心理学会編『「早期発見・治療」はなぜ問題か』(現代書館、1987年)
- 渡辺恒夫編『最新・マインドサイエンス』(八千代出版、1993年)
- 日本社会臨床学会編『他者への眼ざし――「異文化」と「臨床」』(社会評論社、1995年)
- 日本社会臨床学会編『社会臨床シリーズ 第4巻 人間・臨床・社会』(影書房、1995年)
- 日本社会臨床学会編『シリーズ「社会臨床の視界」 第4巻 心理主義化する社会』(現代書館、2008年)