山下晃正副知事は2022年11月、スペインへ出張中のスマートシティーエキスポの会場において、展示ブースで働いていた女性と立ち話やすれ違った際に「俺はセクハラの塊みたいなもん」「また違う男を連れ回しているね」[9]等の発言を行い、体全体を凝視したとされる。帰国後、府の窓口にメールを送った女性に対し、独断で3回、「おわびメール」を直接返信をしていた[10]。
この事件について、府が設置した第三者委員会が調査を行い、報告書では「セクハラの塊」発言について「適切さを欠く」としながらも、「自虐的な発言で、直ちにセクハラには該当しない」と説明。凝視したとする事実は認められないとした。「また違う男を連れ回しているね」との発言は、女性がリーダー役をしていることを揶揄しているとも考えられ、アンコンシャス・バイアスによるセクハラに該当すると認定した。メールについても「被害者保護の観点から極めて軽率で不適切」と批判した[9]。
懲戒処分には至らず、「厳重注意が必要」との結論が示された。山下副知事は報道陣に対し、ハラスメント研修を受けたことや、府の組織改編で4月以降は男女共同参画推進担当を外れたことを明らかにし、「深く反省し、今後、このようなことがないように努力していきたい」と説明した[9]。
女性はオンラインで記者会見し「処分が甘いと感じた。セクハラに対する問題意識が変わるよう組織的な再発防止が必要だ」と訴えた。[10]