山之村
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概要
山之村は南西より伊西、森茂、岩井谷、下之本、瀬戸、和佐府、打保の7集落からなる地区で、このうち平地の広い森茂が地区の中心部で公共施設も集中している。
神岡への伊西峠、双六谷への山吹峠、富山への有峰林道の3方向に車道が通じているが、冬季は伊西峠以外通行止めとなる。
歴史
山之村地区には信州から富山に通じる鎌倉街道が戦国時代より存在しており、信州上高地より双六谷沿いに上がって山吹峠に出て、森茂ではほぼ尾根伝いに岩井谷に出て、下之本・和佐府と通り唐尾峠より越中・有峰に出た [1]
越中の有峰東谷より木地師達が良材を求めて山越えで打保集落に住み着いたのが山之村の始まりとされる。その次に有峰西谷より唐尾峠越えで和佐府に住居を構えたとされる。両集落では木地師屋敷跡が山奥の方で見つかることから、集落も山奥から谷よりの現在地まで下っていったと思われる。[2]
1980年頃でも言葉のアクセントが集落ごとに異なり、南側の伊西、森茂は飛騨の南吉城系で奥五ヶ村では越中系である [3]
気候
地理
地質
自然
- 深洞原生林
山之村高原と呼ばれる高標高の割になだらかな山地が特徴で、特に東部に深洞原生林および深洞湿原がある。大鼠山はネズコの木が多いことが由来とされ、他にブナの大木や、ツガ、トウヒ、シラビソ、ウダイカンバ、シラカンバ、イヌツゲの原生林となっている。大鼠山南東部には深洞湿原があり、ミズゴケの他にニッコウキスゲ、コバイケイソウ、ミズバショウの大群落が見られる[7]。
深洞原生林は200haの面積を持つ自然観察教育林として指定・保護されている。
深洞湿原の植物- アカモノ、シラタマノキ、ニッコウキスゲ、マイヅルソウ、タケシマラン、ワタスゲ、ミカヅキグサ、モウセンゴケ、ゴゼンタチバナ、ヒメイチゲ、ミツバオウレン、クロマメノキ、ハイイヌツゲ、アカミノイヌツゲ、ノリウツギ、レンゲツツジ、クロウスゴ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマトリカブト
- 北ノ俣・水の平自然環境保全地域(飛越新道)
飛越新道は飛越トンネル南側より寺地山・北ノ俣岳に上がる登山道で、強い季節風により一部湿原化し、高山植物が非常に豊富である。このうち水の平は飛越新道から分岐した神岡新道の標高1650m地点にある1haの盆地でミズバショウやリュウキンカが多く、キンバイソウやニッコウキスゲも見られる[8]。
名所・特産品
交通
神岡市街まで20km程度の岐阜県道484号打保神岡停車場線(伊西トンネル・伊西峠)、上宝まで20kmほどの大規模林道高山・大山線(山吹峠)、富山まで50kmほどの有峰林道(飛越トンネル)の計3つの車道が通じている。しかし、伊西峠の道以外は冬季通行止めである。