初代「山口県民歌」は歌詞・旋律とも著作権の保護期間を満了し、2016年(平成28年)1月1日よりパブリックドメインになっている。
一、
- 豊浦の宮の 故事しのび
- 藩祖の訓 代々に守りて
- 百万一心 結びも固く
- 奉公の意気 天地に満てり
- いざいざ仰げ 御遺徳
- 永久にかわらぬ 御鏡ぞ
二、
- 幾百年の 妖雲払い
- 天日の光 四海を照す
- 維新の偉業 翼賛の誉
- 負持つ我等ぞ 山口県民
- いざいざ仰げ 指月山
- 焦土尊王の 精神を
三、
- 三面海なる 天与の国土
- 営む農商 漁塩の外に
- 新たに興れる 殷賑工業
- 雲なす煙は 二州になびく
- いざいざ仰げ 水陸の
- 産業文化の 結ぶ実を
四、
- 西日本の 玄関出でて
- 指すは大陸 亜細亜の空に
- 共存共栄 心に期して
- 正しき力 新しき生命
- いざいざ仰げ 諸共に
- 築き上ぐべき 大殿堂
※原文は旧字旧仮名遣い。
1番の「百万一心」は長州藩の藩祖・毛利元就の故事に由来するが、1931年(昭和6年)に作られた「防長青年歌」(作詞・大谷剛、作曲・信時潔)の歌詞にも「天行健なり 百万一心」との一節があり[3]、しばしば初代「山口県民歌」と混同される[4]。