山本章弘
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活動
山本能楽堂を中心に「現代に生きる魅力的な芸能」として、能楽の普及と継承につとめる。子どもたちへの能の次世代教育も積極的におこない、これまでに全国の8万人以上の子どもたちに能の魅力を伝えている。また、ブルガリアを中心に、東・中央ヨーロッパと日本の能を通じた国際交流につとめ、ヨーロッパ最大規模のシビウ国際演劇祭(ルーマニア)に7年連続招聘を受け出演。2017年秋、大阪城とブルターニュ大公城(フランス・ナント市)の友好城郭提携の際には能の公演を実施し国際親善につとめ、2022年11月には大阪市・ミラノ市姉妹都市提携40周年記念の能楽公演を行い、それを機に国立ミラノ大学に能を学ぶ正式なコースが設置された。
「水の都・大阪」の再生を願い開催された「水都大阪2009」の最終日を彩るイベントとして、水の浄化をテーマに子ども達と一緒に環境問題について考える、大阪発の新しい能の作品「水の輪」を制作・初演。以後、「Noh for SDGs 」として25回以上再演を繰り返し「水を大切にする気持ち」で世界を1つに結び、伝統芸能の力で持続可能な社会の実現を目指している。
主な略歴
- 1963年(昭和38年) - 仕舞『老松』にて初舞台
- 1983年(昭和58年) - 二十五世観世宗家観世左近に内弟子として入門
- 1988年(昭和63年) - 独立を許される
- 1996年(平成8年) - 重要無形文化財総合指定保持者の指定を受ける
- 1997年(平成9年) - 日本能楽会入会
- 1998年(平成10年) - 公益社団法人能楽協会大阪支部常議員に就任
- 2004年(平成16年) - 能楽・山本家の家督を継承する
- 2006年(平成18年) - 財団法人山本能楽会を発足し、理事長に就任
- 2006年(平成18年) - 特定非営利活動法人べっぷかんこうかいを発足し理事長に就任
- 2011年(平成23年) - 公益財団法人山本能楽堂に名称変更し、代表理事に就任
- 2011年(平成23年) - 公益社団法人能楽協会本部理事に就任
- 2018年(平成30年) - 京都造形芸術大学(京都芸術大学に名称変更)客員教授に就任
- 2019年(平成31年) - 相愛大学伝統芸能魅力検証プロジェクト実行委員会委員に就任
主な新作能
- 2009年(平成21年)– Noh for SDGs『水の輪』
水の浄化をテーマに環境問題について子ども達と考える作品。[2] - 2016年(平成28年)– 『真田幸村』
真田幸村と徳川家康による平和のための能。原作:北川央(前大阪城天守閣館長)[3] - 2019年(令和元年)– Noh for SDGs『オルフェウス』
ギリシャ神話「オルフェウス」を題材として、「森の豊かさ」を守るためブルガリアの恵まれない子供たち20人と一緒に、ブルガリアの古代ローマ劇場で初演。[4] - 2020年(令和2年)– 『慈愛 魂のゆくえ』
コロナ禍において、仏教の環相回向(輪廻転生)をテーマに制作。仏教の声明とのコラボレーション公演。[5] - 2022年(令和4年)– 『月乃卯』
世界的指揮者ケント・ナガノの発案により、「月とうさぎ」の民話をもとに制作。シェーンベルグの「月に憑かれたピエロ」と共に上演(指揮:ケント・ナガノ 演奏:ハンブルク交響楽団 歌手:藤村実穂子)