川村憲司
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経歴
大阪府大阪市出身。1989年、滋賀大学を卒業後、鉄鋼商社の阪和興業に入社。海外での業務を希望し、東京で海外貿易に携わった後、1992年から約4年間、南米コロンビアに駐在した。コロンビアでは日本製の鉄鋼・特殊鋼の輸入業務に従事し、日本の精密な技術力を実感した。また、当時のコロンビアは治安面で不安定な状況にあり、この経験を通じて危機管理能力やリスクを踏まえた事業運営の感覚を身につけた[1][2]。
帰国後は、中国・寧波における工場設立プロジェクトに携わり、その後、上海の復旦大学に留学した。これらの経験を通じて、スペイン語および中国語を習得した[1][2]。
1999年3月、日本駐車場開発に入社。滋賀大学時代に仲が良かった後輩から声が掛かり、入社当時は従業員十数人規模のベンチャー企業であったが、独自のビジネスモデルと成長可能性に魅力を感じ、参画した。同年10月に常務取締役に就任し、2007年10月には取締役副社長に就任した[1][2][3]。
日本駐車場開発での活動
日本駐車場開発は、都心部のビルに付随する駐車場をオーナーから借り受け、運営改善やサービス向上を行う駐車場の総合コンサルティング事業を展開している[1][2][4]。
川村は同社の成長期に経営幹部として関わり、2000年以降の株式上場準備にも携わった。日本駐車場開発は2003年にJASDAQ(ジャスダック)、2004年に東京証券取引所市場第二部、2005年に東証一部へ上場した[1]。
海外事業
2008年頃から、日本駐車場開発の新規事業として海外展開の調査を開始した。世界各地の市場を調査する中で、人や車が増加する一方で都市インフラが十分に整備されていない地域に可能性を見いだし、最初の展開先としてタイを選んだ[1][2]。
2010年9月、NPD GLOBAL CO., LTD.のPresident and CEOに就任。同年10月には、NIPPON PARKING DEVELOPMENT (THAILAND) CO., LTD.を設立し、Founder and Presidentに就任した。タイ、とりわけバンコクでは、ビルの多さや駐車場設置義務、交通渋滞、駐車場の管理品質などに着目し、日本式の駐車場運営、サービス、安全管理、動線改善を導入することで事業機会を見いだした[1][2][3]。
川村は、日本の技術やサービス精神、いわゆる「おもてなし」の考え方を駐車場運営に取り入れ、アジアで展開することを目指している。バンコクでは、駐車場の出入口の配置や運営方法が渋滞を悪化させている例も多く、駐車場運営の改善が都市交通の課題解決にもつながると考えている[1][2]。
2011年12月には、SIAM NIPPON PARKING SOLUTIONS CO., LTD.のPresident and CEOに就任した。以後、タイを中心にアジア地域での駐車場関連事業の拡大に関わっている[2][3]。
関連事業
2015年10月、NPD Healthcare Service (Thailand) Co., Ltd.のPresident and CEOに就任し、2017年12月からは同社Directorを務めている。同社は、タイにおけるメディカルチェックサービスや健康管理サービス、医療機関向け検査機器販売などを目的として設立された[3]。
また、2018年10月には日本スキー場開発取締役、2020年10月にはNPD Korea Co., Ltd.理事、2022年10月にはティー・シー・ケー・ワークショップ取締役に就任している[3]。
略歴
- 1989年:滋賀大学卒業、阪和興業入社
- 1992年:コロンビアに駐在
- 1997年:上海・復旦大学に留学
- 1999年:日本駐車場開発入社
- 1999年:同社常務取締役
- 2007年:同社取締役副社長
- 2010年:NPD GLOBAL CO., LTD. President and CEO
- 2010年:NIPPON PARKING DEVELOPMENT (THAILAND) CO., LTD. Founder and President
- 2011年:SIAM NIPPON PARKING SOLUTIONS CO., LTD. President and CEO
- 2015年:NPD Healthcare Service (Thailand) Co., Ltd. President and CEO
- 2017年:NPD Healthcare Service (Thailand) Co., Ltd. Director
- 2018年:日本スキー場開発取締役
- 2020年:NPD Korea Co., Ltd. 理事
- 2022年:ティー・シー・ケー・ワークショップ取締役