市尾今田古墳群
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1号墳
市尾今田1号墳は、標高110メートルの場所にある円墳。墳形は円形で、直径22メートル・高さ2.5メートルを測る[1]。墳頂部には円筒埴輪を巡らし、中央に家形埴輪を置く[1]。
埋葬施設は墳丘中央部における刳抜式木棺[1](または割竹形木棺[2])である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.6メートル・幅2.5メートルを測り、木棺は長さ5.5メートル・幅0.8メートルを測る[2]。南頭位とみられ、棺内では南端から首飾りとみられるガラス玉250以上が出土している。また、南小口から三角板革綴短甲1が、北小口から三角板鋲留短甲1・小札鋲留衝角付冑1・三角板革綴短甲片・頸甲2・肩甲・鉄鏃160以上・鉄鎌・鉄斧・鉄製手斧・鐏・漆塗竪櫛2・硬玉製勾玉が、棺外東辺から漆塗盾2・コ字状縁金具が、棺上から漆塗柄付鉄槍・鉄矛2・鉄剣・鉤状鉄器が出土している[2]。
築造時期は、古墳時代中期の5世紀中葉頃と推定される。
2号墳
市尾今田2号墳は、1号墳の南辺に接して築造された方墳。墳形は方形で、一辺18メートル・高さ2メートルを測る[1]。墳頂部縁辺と墳端には円筒埴輪・形象埴輪(家形・盾形・靫形・蓋形埴輪など)を置く[2]。
埋葬施設は墳頂部における刳抜式木棺[1](または割竹形木棺[2])である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.5メートル以上・幅3.3メートルを測り、木棺は長さ5.1メートル以上・幅0.8メートルを測る[2]。棺内からは鉄刀のみが、棺外からは石製模造品・鉄矛・鉄鏃・漆塗盾・鐏が出土しているほか、盗掘坑内から肩甲・方形鉄板・刀剣などが出土している[2]。
築造時期は、古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される[1]。
関連施設
- 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館(橿原市畝傍町) - 市尾今田古墳群の出土品を保管。