廃黄河
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廃黄河(はいこうが)とは、黄河が流路を変えた後に残された旧河道を指す。現存する廃黄河の多くは、1855年(咸豊5年)に起きた黄河大改道によって形成された明清時代の旧河道(明清故道)である。この河道は河南省蘭考県北部から東南方向に流れ、民権県北部、商丘市北部を経て、山東省曹県南部、単県南部、安徽省碭山県北部、蕭県北部、江蘇省徐州市北部、宿遷市南部、淮安市北部を通過する。その後、北東方向へ折れ、漣水県南部、浜海県北部を通り、大淤尖村の廃黄河口から黄海に注ぐ。地図上では、この旧河道の大部分は干上がっており、虚線で描かれている。宿遷市以東の泗陽から淮安にかけての区間には水流があるものの、水深が浅いため航行は不可能である。この区間は「廃黄河」と呼ばれ、多数の橋梁が架けられている。また、淮安市以東では現在「中山河」と呼ばれ、水流が存在している。廃黄河は淮河流域を、淮河と沂沭泗河水系の二つの水系に分断しており、地表から数メートル高い分水嶺を形成している。

