張僧繇は、以下に述べる「画竜点睛」という故事で知られる画家である。
寺の装飾画は張僧繇という画家に描かせていた。張は都の
金陵の安楽寺に4匹の白い
龍を描いた。しかし、それらどの龍にも
瞳が描かれておらず、聞くと張は、瞳を描くと龍が絵を飛び出ていってしまうという。人々はそれを信用せず、試してみるよう頼んだ。張は2匹の龍だけに瞳を描き入れた。すると、外では雷雲立ちこめ、雷鳴響き、雷で寺の壁が壊され、瞳を描き入れた2匹の龍が絵から飛びさっていった。人々は驚き、張の画力に感服した。残った瞳のない2匹の龍は今も安楽寺に描かれたままである
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