歯茎吸着音の発音は歯吸着音のものに類似しているが、舌尖(舌端でなく)を歯茎の後部に接触させることで閉鎖を作る[2]。
かつてそり舌音や硬口蓋音とされたこともあった。歯茎吸着音の記号ǃ自体、もともとは歯吸着音を表す記号の下にそり舌音を表す点を加えたものだった[3]。しかし、ラディフォギッドとトレイルによって、むしろ歯茎音と呼んだ方がよいとされた[4][5]。
吸着音は本質的に軟口蓋音または口蓋垂音との二重調音であり、国際音声記号ではk͡ǃのように書くか、あるいはタイを省略してkǃのように書くことができる。同様に帯気音はkǃʰ、有声音はɡǃ、鼻音はŋǃのように書かれる[6]。
ズールー語およびコサ語の正書法では「q」と書かれる[6](qh kǃʰ, gq ɡǃ, nq ŋǃ)。