復活 (小説)
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あらすじ
若い貴族ドミートリイ・イワーノヴィチ・ネフリュードフ公爵は殺人事件の裁判に陪審員として出廷するが、被告人の一人である若い女を見て驚く。彼女は、彼がかつて別れ際に100ルーブルを渡すという軽はずみな言動で弄んで捨てた、おじ夫婦の別荘の下女カチューシャその人だったのだ。彼女は彼の子供を産んだあと、そのために娼婦に身を落とし、ついに殺人に関わったのである。
カチューシャが殺意をもっていなかったことが明らかとなり、本来なら軽い刑罰で済むはずだったのだが、手違いでシベリアへの徒刑が宣告されてしまう。ネフリュードフはここで初めて罪の意識に目覚め、恩赦を求めて奔走し、ついには彼女とともに旅して彼女の更生に人生を捧げる決意をする。
映画
小説の発表後10年が経過した1909年(明治42年)、ロシア国内とアメリカ合衆国でまず映画化され、翌1910年(明治43年)にはすでに日本で映画化されていた。下記は世界中で製作された本作を原作とした映画の一覧である[1]。日本で公開されているものには日本語題名を付した[2]。
- Воскресение : 1909年、監督不明、ロシア、サイレント映画
- Resurrection : 1909年、監督D・W・グリフィス、アメリカ合衆国、サイレント映画
- 『復活』 : 1910年、監督不明、製作吉沢商店、日本、サイレント映画
- 『カチューシャの唄』 : 1914年、監督不明、製作日本キネトフォン、日本、キネトフォン式トーキー
- 『カチューシャ』 : 1914年、監督細山喜代松、日本、サイレント映画
- 『後のカチューシャ』 : 1915年、監督細山喜代松、日本、サイレント映画
- 『カチューシャ続々篇』 : 1915年、監督細山喜代松、日本、サイレント映画
- Катюша Маслова : 1915年、監督ピョートル・チャルディニン(en:Pyotr Chardynin)、ロシア、サイレント映画
- 『復活』 : 1917年、監督マリオ・カゼリニ(en:Mario Caserini)、イタリア、サイレント映画
- 『復活』 : 1918年、監督エドワード・ジョゼ(en:Edward José)、アメリカ合衆国、サイレント映画
- 『復活』 : 1919年、監督田中栄三、日本、サイレント映画
- Résurrection : 1923年、監督マルセル・レルビエ、フランス、サイレント映画
- 『復活』 Resurrection : 1927年、監督エドウィン・カリュー(en:Edwin Carewe)、アメリカ合衆国、サイレント映画
- 『復活』 Resurrection : 1931年、監督エドウィン・カリュー、アメリカ合衆国、トーキーセルフリメイク
- Resurrección : 1931年、監督エドゥアルド・アルザメナ、アメリカ合衆国
- 『復活』 We Live Again : 1934年、監督ルーベン・マムーリアン、アメリカ合衆国
- 『復活』 : 1935年、監督吉村操、日本、サイレント映画
- 『愛怨峡』 : 1937年、監督溝口健二、日本
- Duniya Kya Hai : 1937年、監督ガンパトラオ・パワール、インド
- Resurrezione : 1944年、監督フラヴィオ・カルザヴァーラ(en:Flavio Calzavara)、イタリア
- 『蕩婦心』:1949年、監督岳楓、香港(白光主演)
- 『一夜風流』:1958年、監督卜万蒼、香港(李香蘭こと山口淑子主演)
- 『カチューシャ物語』 Auferstehung : 1958年、監督ロルフ・ハルゼン(en:Rolf Hansen (director))、西ドイツ・イタリア・フランス合作
- 『復活』 Воскресение : 1960年(前編)/1962年(後編)、監督ミハイル・シュヴェイツェル(en:Mikhail Shveytser)、ソビエト連邦
- 『復活』 Resurrezione : 2001年、監督タヴィアーニ兄弟、イタリア・フランス・ドイツ合作
日本映画に関しては、溝口健二監督の『愛怨峡』を除き、いずれも東京国立近代美術館フィルムセンターは所蔵していない[3][4]。