戦域
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戦時における戦域
カール・フォン・クラウゼヴィッツは、著書『戦争論』において、Kriegstheaterという用語(17世紀の古いラテン語のtheatrum belliを翻訳したもの)を次のように定義している。
戦争が展開する空間のうち、その境界線が防護されており、一種の独立性を有する区域を言い表したものである。この防護は、要塞であることもあれば、天然の要害であることもあり、或いはその戦争に属する他の戦場から遠く隔っているという状態自体の場合もある。単なる全体の一部ではなくて、それ自体ひとつの小さな全体なのである。その結果、他の戦場で生じた変化は、直接的な影響を与えることはなく、間接的な程度のものとなる。その概念を適当に述べようとすると、彼我の一方の軍は前進して他方は後退する、また一方は攻勢に出て他方は守勢を取る、というように仮定される。しかし、このように明確に定義された概念は、普遍的な適用ができないので、ここでは単に区別線を示すために使用されている[4]。
作戦領域
作戦領域(英語: Theater of operations、TO)[5]とは、戦域の下位区分である。 作戦領域の境界は、戦域内の戦闘活動を調整・サポートする司令官によって定められる。
作戦領域は、戦時であるか平時であるかに応じて、戦略的指揮や軍管区などに区分される。米軍は、特定の軍事作戦領域に割り当てられた統合軍(地域)に分割され、戦略的指揮に基づいてタスクフォース・野戦部隊・戦闘群が組織される。
一般的に戦略的な指揮または指示は、多くの戦術的な軍事編成または作戦指揮を組み合わせてなされる。現代の軍隊では、戦略軍(英語: strategic command)は、戦闘団(英語: group)の組み合わせなどである戦闘部隊(英語: combat command)としてより知られている。
ソビエトとロシアの軍隊
アメリカ合衆国
関連項目
- 戦場
- 作戦地帯
- 戦線
- 統制の所在 (軍事)
- 統合軍 (アメリカ軍)
- 戦区
- ヨーロッパ作戦戦域
- 西部戦線 (南北戦争)
- 戦域弾道ミサイル
- 非戦闘地域

