戴逵
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伝記
逸話・評価
童子の頃、瓦の屑と鶏卵を混ぜて小さな「鄭玄の碑」を作り、その文の美と書の精を称えられたという。十歳くらいの時に瓦棺寺で描いた画を見た王長史という人は「この子は絵がうまいというだけでなく将来大きな名声を上げるだろう。自分でそれを見ることができないのが恨めしい」と。南朝斉の謝赫は戴逵の画を評し「情韻綿密、風趣巧抜」という。権力者に屈しないだけの気骨があり、太宰・武陵王司馬晞が琴の腕前を聞いて召そうとした時は、使いの面前で琴を打ちこわし「戴安道は王門の伶人とはならない」と言った。謝安が初めて戴逵と会った時、謝安は相手を軽く見て琴と書を論ずるだけにしたが、戴逵がその無礼を咎めることなく論ずるところが精妙であるのを聞いて謝安はその人物の大きさに服したという。