扁桃摘出術
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| 扁桃摘出術 | |
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| 治療法 | |
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一般的な扁桃腺摘出術の術後3日目の喉の奥の様子。 | |
| シノニム | Adenotonsillectomy、T&A |
| ICD-9-CM | 28.2-28.3 |
| MeSH | D014068 |
| MedlinePlus | 003013 |
扁桃摘出術(へんとうてきしゅつじゅつ)は、喉の後ろから両方の口蓋扁桃を完全に除去する外科的処置である[1]。この手術は主に再発性咽頭感染症と閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の患者を対象におこなわれる[1]。喉の感染症を頻繁に発症する人の場合、手術により、術後1〜2年で喉が痛むことは減るが長期的な利点は不明である[2][1]。OSAの子供の場合、術後に生活の質の向上がみられる[3]。
一般的には安全な手術であるが、合併症には、出血、嘔吐、脱水症、食事の支障、会話の支障、などがあげられる[1]。喉の痛みは通常、手術後約1〜2週間続く[1][4]。出血が発生する確率は初日で約1%、その後は2%である[1]。手術により死亡する確率は、2,360~56,000件に1件である[1]。扁桃摘出術による長期的な免疫機能への影響はみられない[5][1]。
手術後、イブプロフェンとパラセタモール(アセトアミノフェン)を投与することで術後の痛みを緩和することができる[1]。手術は多くの場合、金属製の手術器具または電気焼灼器が用いられる[1][6]。アデノイドも同時に除去することができ、その場合は「アデノトンシル切除術」と呼ばれる[1]。扁桃腺の部分的な除去は「扁桃摘出術」と呼ばれ、OSAの患者に推奨される[1][7][8][9]。
扁桃摘出術は、遅くとも西暦50年にはケルソスによって説明されている[10]。2010年の米国では、1970年代よりも扁桃摘出術の頻度は低くなっているが、2番目に最も一般的に行われる小児の外来手術である[1]。米国で入院患者として扁桃摘出術を受けた場合の一般的な費用は2013年時点で4,400米ドルである[11]。手術をいつ用いるべきかについては2019年の時点でいくつかの論争がある[1][2]。扁桃摘出術の割合は、国間および国内でばらつきがある[12][13]。
