手ブレーキ

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手用ブレーキ(しゅようブレーキ、英語: hand brake)は、鉄道車両ブレーキ装置のうち、手動でブレーキ力を発生させるものである。手ブレーキ(てブレーキ)ともいう[1]

ハンドルを手で操作するものと、テコを踏んで操作するものとがあるが、手用ブレーキ(手ブレーキ)は基本的に前者のみを指し、後者は側ブレーキ(がわブレーキ、英語: side brake)あるいは車側ブレーキとして区別される。

機構

人力によるブレーキ力を、操作部から歯車てこを介して制輪子に伝える仕組みである。ラチェット機構などによってブレーキ力を維持できるようになっており、留置ブレーキとして使用することができる。

手ブレーキは車種を問わず用いられ、主として車上にハンドルを装備し走行中の減速(常用ブレーキ)と停車中の転動防止(留置ブレーキ)の双方に使用される。他方、近代の貨車では留置ブレーキ専用として地上からの操作を前提に車体側面へハンドルが取り付けられている。

側ブレーキは主に貨車で使用され、係員が側面のステップに乗り込んだ上でテコを踏み込んで操作する。突放入換を行う場合には、低速で走行中の車両に制動手が飛び乗って側ブレーキを操作して減速・停車させることも行われている。なお初期のものはラチェット機構がなく、留置ブレーキとして使用する際にはピンを差し込むようになっていた。

歴史

初期の鉄道においてはこの形式のブレーキしかなく、制動手緩急車に乗り込んでブレーキを取り扱っていた。機械力によるブレーキが普及すると、人力によるブレーキは予備的なものとなった。1930年代より一部の電気鉄道では、空気ブレーキを持つ電車の手ブレーキを省略する車が現れはじめ、1980年代頃の規制緩和以降は貨車を除いて物理的な手ブレーキを装備することはなくなった。

脚注

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