2点p1, p2が与えられたとき、2点を通るただ1つの折り方がある。

媒介変数表示では、この2点を通る折り線の直線の方程式は以下のように表せる。

2点p1, p2が与えられたとき、p1をp2に重ねるただ1つの折り方がある。

この折り方は線分p1p2の垂直二等分線を求めていることに等しい。これは以下の4工程で折ることができる。
- 公理1を用い、2点p1, p2を通る直線を求める。この直線は
と表される。
- P(s)の中点pmidを求める。
- P(s)に垂直なベクトルvperpを求める。
- よって媒介変数表示による折り線の方程式は以下のように表せる。

2本の直線l1, l2が与えられたとき、l1をl2に重ねるような折り方がある。

これはl1とl2がつくる角の二等分線を求めていることに等しい。p1とp2をl1上の任意の点とし、q1とq2をl2上の任意の点とする。更にuとvをそれぞれl1とl2の単位方向ベクトルとすると、以下のように表される。


2直線が平行でないならば、2直線の交点は以下のように表せる。

ここで

二等分線の1つの方向は以下である。

よって媒介変数表示による折り線の方程式は以下のように表せる。

二等分線はもう1つあり、これは最初の二等分線に垂直でpintを通るものである。このもう1つの二等分線でも、要求された条件「l1をl2に重ねる」を満たすことができる。交点の位置によってはどちらか片方の折り方をすることができない。
2直線が平行な場合、2直線は交点をもたない。このときの折り線はl1とl2の中間にある、l1とl2に平行な線となる。
1点p1と1本の直線l1が与えられたとき、l1に垂直でp1を通るただ1つの折り方がある。

これはp1を通るl1の垂線を求めることに等しい。直線l1に垂直なベクトルをvとするとき、媒介変数表示による折り線の方程式は以下で表せる。

2点p1, p2と1本の直線l1が与えられたとき、p1をl1上に重ね、p2を通る折り方がある。

これは、p2を中心としてp1を通るような円と直線l1との交点を求め、その交点にp1を重ねる折り方である。一般に、直線と円との交点の個数は0, 1, 2個の場合があり、それに応じて、この公理による折り方がなかったり、1通りだったり、2通りあったりする。
直線上の2点(x1, y1), (x2, y2)がわかっている場合、直線は媒介変数によって以下で表される。


中心が
で半径
の円を定義する。この円の方程式は以下である。

直線と円との交点を決定するために、円の方程式中のx, yを前述の直線の方程式で置き換え、以下を得る。

これはsについての2次方程式であり、整理すれば次のように表せる。

ここで


。
この2次方程式の解を書き下すと次のようになる。

判別式b2 - 4ac < 0の場合、解はない。このとき円は線と交差したり接することがない。判別式が0に等しい場合、1つの解があり、このとき直線は円の接線となる。判別式が0より大きいとき、2つの解があり、このとき解は円と線の2つの交点として表される。解がある場合、この解をd1, d2とすると、以下の0, 1, 2本の線分を得る。


折り線F1(s)はm1の垂直二等分線で、p1を直線上のd1に重ねる。同様に、折り線F2(s)はm2の垂直二等分線で、p2を直線上のd2に重ねる。この折り方は公理2を応用することで容易に得ることができる。媒介変数表示による折り線の方程式は以下のように表せる。


2点p1, p22本の直線l1, l2が与えられたとき、p1をl1上に重ね、かつp2をl2上に重ねる折り方がある。

この公理は2つの放物線の共通接線を求めることに等しく、3次方程式を解くことに等しいと見なせる。2つの放物線はそれぞれp1とp2に焦点をもち、またl1とl2を準線とする。
1点pと2本の直線l1, l2が与えられたとき、pをl1に重ね、l2に垂直な折り方がある。

羽鳥公士郎がこの公理を再発見し、ロバート・J・ラングがこれら7つの折り方で折り紙公理が完全であることを証明した。