採光
建物内に窓などにより自然光を取入れること
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採光の機能
採光の手法
採光は建築外皮を通じて昼間に日光の明るさを取りいれるものである[4]。
窓
- 側窓
- 採光には窓のうち一般的には側窓(あるいは腰窓)が用いられる。光環境は側窓の面数(部屋の窓のある面数によって1面採光、2面採光、3面採光などがある)、形状(横長と縦長、掃き出し窓など)、位置に大きく影響される[4]。
- 頂側窓
- 天井付近の高い位置に鉛直方向に設けた窓を頂側窓という。頂側窓を付けると室奥部分に光がよく届くようになり、部屋全体を明るくすることができる[4]。ハイサイドライト (頂側光採光) ともいう。
- 天窓
- 天井に穿った開口を天窓 (トップライト、頂光採光) とよぶ。天窓の光環境への影響は季節や時刻によって大きく変動する[4]。設置状況によっては60,000ルクス以上と過度に明るくなるため日照調整装置との併用も考慮される[4]。
採光の調整
採光技術においては、採光を行う場合でも直射日光は遮蔽すべきものとして扱われたため、一般には直射日光を遮蔽する装置を「日射遮蔽装置」と呼ぶ[4]。しかし、光環境という観点からは直射日光をただ遮蔽するのではなく調整すべきという観点から「日照調整装置」と呼ばれることがある[4]。
- 開口部に設置するもの
- 内部附属物
- 外部附属物
- 垂直ルーバー - 直射光が窓面に対して角度があるときに有効とされ眺望もよい[4]。
- 庇 - 太陽高度が高いときに適しており、眺望もよいが、太陽高度が低いと直射光が入射しやすくなる[4]。
- オーニング - 眺望は良く、固定の庇に比べて太陽高度が低くても対応できる[4]。
- 水平ルーバー - 太陽高度が高いときに適しており、直射光を羽で反射させて室内を明るくする[4]。
- 水平ブラインド - 全方角に対応可能で、眺望や直射光の調整は羽根の間隔や角度で変化する[4]。
- 格子ルーバー - 水平ルーバーと垂直ルーバーの両方の特徴を併せ持つ[4]。
- すだれ - 東西面や太陽高度が低い場合に適しており、自然素材であることによる視覚的効果もある[4]。眺望はあまり良くない[4]。
導光

JR姫路駅ビル


採光によって取りいれた光を室奥へ導く手法を導光という[4]。空間構成による導光(吹き抜け空間や欄間など)、仕上げ面反射による導光、装置的な導光などがある[4]。
空間構成では建築物の中央部に採光目的で設ける光庭(コートヤード)や地下室での採光・通風を可能とするドライエリアもある。
また、装置的な導光として、直射日光を天井面へ導くための中庇であるライトシェルフなどの装置がある[4]。高層建造物の吹き抜け空間(アトリウム)の天井部分から太陽追尾装置のついた反射板により光を取り入れる手法もある[5]。