教林坊
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寺伝によると、推古天皇13年(605年)に聖徳太子により創建されたという[1]。石窟に祀られた伝聖徳太子作の石仏「赤川観音」を本尊とする[2]。寺名は林の中で太子が教えを説かれたことに由来するとされる[1]。
織田信長による戦国時代の騒乱に巻き込まれて衰亡するが、天正13年(1585年)に再興される。
境内の地面は至るところで苔生して古刹然としており、小堀遠州作と伝わる庭[3]には苔生した庭石、巨石が点在している。この様を白洲正子は1971年(昭和46年)に出版された著書『かくれ里』で『石の寺』と題し紹介している[4]。
1975年(昭和50年)頃から1995年(平成7年)までは無住の寺で荒廃していたが、その後復興している。
庭園に面した書院(市指定有形文化財)、土蔵、山門は江戸時代の茅葺きで、庭園と相まって侘びさびの風情を醸し出し、とくに書院からの眺めは「掛軸庭園」と呼ばれ、四季折々に移り変わる山水画となる。特に約300本を超える紅葉は有名である[5]。
香道の教林坊流の家元である[6]。
境内
- 本堂 - 等身大の本尊御前立十一面観音、仁王像、願掛不動明王などを祀る[2]。
- 霊窟 - 本尊の石仏赤川観音を祀る。
- 太子の説法岩
- 経蔵 - 江戸時代築。茅葺。
- 書院(庫裏、近江八幡市指定有形文化財) - 江戸時代前期築[1]。茅葺、合掌造り、付書院に「掛軸庭園」がある。
- 庭園「遠州庭園」(近江八幡市指定名勝) - 桃山時代、伝小堀遠州作。書院西面にある。巨石を用いて枯れ滝・鶴島・亀島などを表す池泉回遊式庭園[3]。
- 庭園「普陀落の庭」(近江八幡市指定名勝) - 室町時代。書院南面にある。
- 水琴窟
- 山門(近江八幡市指定有形文化財) - 江戸時代築。
- 総門 - 江戸時代の長屋門を移転改築 。茅葺。
文化財
行事
- 紅葉ライトアップ 毎年11月15日 - 12月5日
- 春秋会のお茶会 - 4月と10月
- 香道の会 - 教林坊流
拝観
- 開門日 - ◎緑の公開:4.5.6.10月の土日祝休日のみ (大人600円、小中学生200円) ◎紅葉の公開:11月1日 - 12月15日の毎日。(11月15日から大人1000円、小中学生300円)それ以外は非公開。
- 開門時間:9:30 - 16:30
- 紅葉ライトアップ 毎年11月15日 - 12月5日(17:30 - 19:00、18:30受付終了)大人1000円 小中学生300円。
所在地
- 滋賀県近江八幡市安土町石寺1145


