散歩

気晴らしや健康などのために歩くこと From Wikipedia, the free encyclopedia

散歩(さんぽ、: a walk, a stroll, a turn[1]: promenade)とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである[2]散策(さんさく)、そぞろ歩き[3]逍遥(しょうよう)ともいう。

サクラの木下の散歩(武庫川上流)

概要

散歩中に挨拶を交わす男性たち(ギュスターヴ・クールベ作『こんにちは、クールベさん』)
犬と散歩する女性

散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである[2]

「散歩」というのは、健康増進を明確な目的とした近年「ウォーキング」と呼ばれる行為と重なる部分はあるが、「散歩」のほうは、ただの気晴らし目的がありうる、という点でそれとは異なった概念である。また「ハイキング」とも用法が異なる。

散歩をする理由はさまざまである。健康のためには、1日平均8,000歩以上で、その内、速歩き等が20分以上含まれていると効果的であるとの研究結果がある[4]

散歩は、走らず行うことができ、ジョギングやランニングよりもひざへ負担が小さく、運動不足の人が無理をせず身体を動かすのに適している。

散歩と思索

アリストテレスは弟子たちと散歩しつつ語らうことを好んだといい、そこからアリストテレスのグループ(学派)は「逍遙学派」と呼ばれた。18-19世紀ドイツの数学者ガウスも散歩をしつつ数学について考えることを好み、さかんに歩きながら考え、すると良いアイディアが浮かんだ、という。思想家ジャン=ジャック・ルソーも散歩を好んだらしい。『孤独な散歩者の夢想』という題名の書も残した。京都には、散歩に適した「哲学の道」という小道があるが、かつて京都学派の哲学者、西田幾多郎田辺元らが散策していたといい、現在でも周辺の大学の教員や学生たちが散歩をしつつ語らっている風景が見られることがある。

散歩番組

日本では散歩人気の高まりを受けて、散歩に関するテレビ番組がいくつか作られている。

太字は現在放送中の番組

語源

中国の三国時代に、五石散という粉末薬が貴族や文化人の間で滋養強壮薬として流行した。名前のとおり主材料は五石(石鐘乳紫石英白石英石硫磺赤石脂)であり、服用すると体が熱くなる(散発)のだが、散発がないと体に毒が溜まり害になるとされた。そのため、散発を促すべく歩き回るようになった(行散)。散発のために歩くことを散歩というようになり、これが転じてただ歩くことを散歩というようになった[5][6][7]

脚注

関連項目

外部リンク

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