断ち物

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断ち物(たちもの)、または物断ち(ものたち)[1]とは、神仏に願掛けをした時に、自分の好きな食品や嗜好品もしくは薬などを絶って、禁欲により願掛けを強力にできるという民間信仰

現在は受験などに際して勉強に集中するため、誘惑物を遠ざけようと漫画絶ち、ゲーム絶ちなどを行う場合も多く、一見民間信仰とは関係なく見えるが息抜きの際にも上記のものが使えないように箱などに入れて封印するに到ってはやや信仰じみてくる。

通常は願掛けした願いが叶うまで絶つ場合が多いが、生涯にわたって絶ち続けるという人もいる(後述[2])。

魏志倭人伝』に記録(肉断ち・女断ち)が見られることから、仏教伝来以前からあることがわかる。

国内現存文献の初見は、『蔭凉軒日録延徳3年(1491年)5月14日に、「断物」とされる[3]

断ち物とするものは[4]煙草[5][6][7][8][9][10]薬品(後述)などさまざまで、最初は身を清める目的に近い信仰対象の嫌うものを絶つ、女絶ち、肉絶ち[11]などが主流だったが、のちに自分の好物が多くなる[12]

有名な例では、「上杉謙信の女絶ち」と「春日局の薬絶ち」(#人物)がある。

  • 一説に曰く、上杉謙信は武人の守り神である仏教神毘沙門天を厚く信仰し、戦の勝利を祈って「生涯不犯」(一生女と性交渉を持たない)という誓いを立てたと言われ、実際彼には記録上正妻や側室は存在しない。

その他

脚注

関連項目

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