旗の冒涜
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オーストラリア
国旗の冒涜は、それ自体はオーストラリアでは違法ではない[1]。
ベルギー
国旗の冒涜はベルギーの法律で禁止されていない。 フランドルの民族主義者は、少なくとも1回ベルギーの国旗を燃やした[2]。
カナダ
カナダには、国旗を焼却したり冒涜したりすることを禁止する法律はない。この種の行為は、カナダにおける権利と自由の憲章(英語版)で保護されている表現形式である。
中華人民共和国
中国では、《中華人民共和国国旗法》第19条によって自国旗(五星紅旗)および外国旗の冒涜は禁止されている。
中華民国
中華民国では、中華民国を侮辱する意図で中華民国の国旗を公然の場で損壊・撤去・汚辱した者は、1年以下の懲役または9,000新台湾ドル以下の罰金刑に処される(刑法第160条)。
大韓民国
刑法第105条乃至第106条で、大韓民国を侮辱する目的で国旗を損傷、除去又は汚辱した者は、5年以下の懲役又は禁固、10年以下の資格停止又は700万ウォン以下の罰金に、誹謗した者は1年以下の懲役又は禁固、5年以下の資格停止又は200万ウォン以下の罰金に処する、と規定している。[3]
デンマーク
デンマークでは、自国旗であるダンネブロを燃やしたり冒涜したりする行為は合法である[4][5]。一方、外国旗を冒涜することは国交に関する罪と考えられており非合法とされ[6]、刑法第110e条で罰則規定が設けられている。最近では2012年に自国旗に対する冒涜も外国国旗と同等にするように求める議決案が議会に提出されたが、否決された[7]
アイスランド
アイスランド国旗及び国章に関する法律(1944年6月17日法律第34/1944号)[8]第12条が、アイスランド国旗に敬意を欠く言動をとることを禁止しているが、罰則規定はない。
スウェーデン
かつては刑法典に、スウェーデン国旗等を侮辱した者は「王国の象徴の侮辱」の罪とされ、罰金または拘禁に処するという規定(第16章第7条)があった[9]が、1970年の法改正により、当該条文は削除されている[10][11]。
スイス
スイス刑法典第270条では、スイス国旗等を「悪意をもって取り除き、毀損し、若しくはこれに侮辱的行為を加えた者は軽懲役又は罰金」とするとの規定があるが、それは「官庁によって設置された」ものに限られている[12][13]。
イギリス
イングランドおよびウェールズ法と、スコットランド法には、「旗の冒涜」という特定の概念はない[14]。2004年には、イギリス議会下院で自国の国旗を冒涜する行為をした者を罰する法律案の提出にかかる動議が出され、趣旨説明と反対意見が示された[15]だけに終わった[16]。
アメリカ合衆国

アメリカ合衆国の国旗は、政策に抗議して、またはそれ以外の理由で、アメリカ国内外で政治的主張として燃やされることがある。「シンボリック・スピーチ」である国旗の冒涜を禁止する法律は、合衆国最高裁判所によって、合衆国憲法修正第1条に反するとしてテキサス州対ジョンソン事件(1989年)とアメリカ合衆国対アイクマン事件(1990年)で違憲無効判決が下された。
2020年に、全米で警察の残虐行為を糾弾するジョージ・フロイド抗議運動が広がった際、複数の米国の市民が抗議の一環として、星条旗を逆さまに掲げる行為をした[17]。
日本
参考文献
- ↑ “Push to make flag burning illegal”. Australia: Smh.com.au. (2003年6月25日). https://www.smh.com.au/articles/2003/06/25/1056449268681.html 2013年3月8日閲覧。
- ↑ See this article in french-speaking La Libre Belgique
- ↑ 韓国六法編集委員会 編『現行韓国六法 改版』ぎょうせい、2019年、3915頁。国立国会図書館書誌ID:029604837。
- ↑ “Dannebrog må fortsat brænde”. DR Nyheder. (2006年1月10日). https://www.dr.dk/nyheder/politik/dannebrog-maa-fortsat-braende 2016年11月30日閲覧。
- ↑ “History and Debate of Flag Burning”. Debate.org. 2014年8月1日閲覧。
- ↑ “How US Flag Burning Law Compares to Other Countries”. Newsweek (2025年8月27日). 2025年10月25日閲覧。
- ↑ “Forslag til folketingsbeslutning. om ændring af straffeloven, så Danmark og Dannebrog sidestilles med andre nationer og deres flag.”. Retsinformation. Civilstyrelsen. 2026年4月30日閲覧。
- ↑ “Act on of the National Flag of Icelanders and the Coat of Arms, No 34/1944 of 17 June”. Government of Iceland. 2026年4月8日閲覧。
- ↑ 宮沢浩一 訳『スウェーデン刑法典 1965年』法務大臣官房司法法制調査部調査統計課〈法務資料第406号〉、1968年、64頁。国立国会図書館書誌ID:000001206914。
- ↑ “The Swedish Criminal Code”. Government Offices of Sweden. 2026年4月4日閲覧。
- ↑ Lena Holmqvist; Madeleine Leijonhufvud; Per Ole Träskman; Suzanne Wennberg (2013), “16 kap.7§”, Brottsbalken en kommentar, 2 (Studentutgåva 7 ed.), Norstedts Juridik AB, ISBN 9789139206743
- ↑ 篠塚春世 訳『スイス刑法典』法務大臣官房司法法制調査部調査統計課〈法務資料第385号〉、1964年、95頁。NCID BN11580600。
- ↑ “311.0 Swiss Criminal Code of 21 December 1937”. Fedlex The publication platform for federal law. Swiss federal authorities. 2026年4月9日閲覧。
- ↑ McNamee, Michael Sheils (2019年8月20日). “Is it possible to disrespect the flag?” (英語). BBC News. https://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-49263379 2020年7月5日閲覧。
- ↑ “Parliamentary Debates (Hansard), House of Commons official report. vol.424(Part1), pp.1272-1273.”. 2026年5月1日閲覧。
- ↑ “Journals of the House of Commons, vol.260, p.680.”. 2026年5月1日閲覧。
- ↑ “Santa Maria resident's upside-down flag protest bothers neighbors”. (2020年6月2日). https://www.newtimesslo.com/SLOthevirus/archives/2020/06/02/santa-maria-residents-upside-down-flag-protest-bothers-neighbors
- ↑ 「日本の右翼がデモで韓国の国旗「太極旗」を冒とく…韓国で非難続出」『ライブドアニュース』、2012年7月27日
- ↑ 「日本右翼の「韓国国旗冒とく映像」に非難殺到」『聯合ニュース』、2012年9月19日
- ↑ “進化したゴキブリマット”. 2012年8月29日閲覧。
- ↑ “「国旗損壊罪」がとことんダメな理由 法案に自民保守からも異論”. 毎日新聞 (2021年2月20日). 2025年10月25日閲覧。
| 典拠管理データベース: 国立図書館 |
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