日本伝統工芸展 From Wikipedia, the free encyclopedia 日本伝統工芸展(にほんでんとうこうげいてん)は、日本工芸会、朝日新聞社などが主催する日本の公募美術展覧会である。日本工芸会では「本展」とも呼ばれる[1]。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門からなり、伝統工芸の技術と表現を対象とする全国規模の展覧会である[2]。 第1回展は1954年(昭和29年)に開催された[3]。同年は、文化財保護法の改正により、重要無形文化財の指定や重要無形文化財保持者の認定制度が整備された時期にあたる[4]。 概要 日本伝統工芸展は、伝統的な工芸技術を基礎としながら、現代の生活や美意識に応じた工芸表現を発表する場として開催されている。日本工芸会は、文化財保護法の趣旨に沿い、歴史上・芸術上価値の高い工芸技術を保護育成することを目的として、1954年以来、日本伝統工芸展を開催してきたとしている[3]。 入賞作品を含む入選作品は、東京会場で展示されたのち、全国各地を巡回する[2]。第72回展では、東京会場で入賞16点を含む入選542点と遺作3点が展示され、その後、各地の会場を巡回した[2]。 歴史 第1回日本伝統工芸展は、1954年に開催された[3]。同年は、文化財保護法の改正により、重要無形文化財の指定および重要無形文化財保持者の認定制度が整備された時期にあたる。文化庁によれば、国は無形文化財のうち重要なものを重要無形文化財に指定し、その「わざ」を高度に体現している個人または団体を保持者・保持団体として認定している[4]。 日本工芸会は、文化財保護法の趣旨に沿って、工芸技術の保護育成を目的に日本伝統工芸展を開催してきたとしている[3]。第7回展からは全国公募展となり、以後、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸を対象とする公募展として継続している[3]。 部門 日本伝統工芸展は、次の7部門で構成される[2]。 陶芸 染織 漆芸 金工 木竹工 人形 諸工芸 諸工芸には、ガラス工芸、七宝焼など、上記6部門に含まれない工芸分野が含まれる[5]。 賞 出品作品のうち特に優秀なものには、日本工芸会総裁賞、高松宮記念賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞、NHK会長賞、朝日新聞社賞、日本工芸会会長賞、日本工芸会保持者賞、日本工芸会奨励賞、日本工芸会新人賞などが贈られる[2]。 第72回展では、7部門への応募計1128点から542点が入選し、その中から16点が入賞した[2]。同回の日本工芸会総裁賞は、和泉香織の「硝子重箱『織花』」に贈られた[2]。 会場入口(2010年9月22日撮影) 陶芸会場(2010年9月22日撮影) ビデオコーナー(2010年9月22日撮影) 受賞者インタビュー(2010年9月22日撮影) 関連項目 日本工芸会 重要無形文化財 朝日新聞社 脚注 [脚注の使い方] [1]“日本伝統工芸展 一覧”. 日本工芸会. 公益社団法人日本工芸会. 2026年5月6日閲覧。 [2]“美と技、極め継ぐ 第72回日本伝統工芸展”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2025年8月16日. 2026年5月6日閲覧. [3]“展覧会一覧”. 日本工芸会. 公益社団法人日本工芸会. 2026年5月6日閲覧。 [4]“無形文化財”. 文化庁. 文化庁. 2026年5月6日閲覧。 [5]“第72回日本伝統工芸展、出品作品募集”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2025年6月10日. 2026年5月6日閲覧. 外部リンク 日本伝統工芸展 一覧 - 公益社団法人日本工芸会 Related Articles