星屑の王子様
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| 星屑の王子様 | |
|---|---|
| ジャンル | コメディ、サイコホラー |
| 漫画 | |
| 作者 | 茅原クレセ |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載サイト | 裏サンデー |
| レーベル | 裏少年サンデーコミック |
| 発表期間 | 2022年12月29日 - |
| 巻数 | 既刊9巻(2025年11月19日現在) |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『星屑の王子様』(ほしくずのおうじさま)は、茅原クレセによる日本の漫画作品。『裏サンデー』(小学館)にて、2022年11月29日より連載されている。
歌舞伎町のホストクラブを題材にしており、コメディタッチを基本にしつつもホストクラブ業界の闇の部分も多く描かれている。客の方も売春などに身を持ち崩す者からホストを騙そうとする者まで一筋縄ではいかない様相が描写されている。
作者は自身がキャバクラ勤務していた時代や取材で接したホストの実像から、「過度に悪く描くことはしたくないし、かといって美化するのも違う」という考え方からこのような描写をしていることを表明しており[1]、ホストの手法に対する警鐘としても描いているという[2]。 92話からは、現実で2025年より施行された改正風営法によるホストクラブへの規制強化が作中の話の流れにも取り入れられている。
エンペラーグループのホスト達
声の項はボイスドラマコード版の声優。
- 源 リキヤ(みなもと リキヤ)
- 声 - 石川界人[3]
- 本作の主な舞台「エンペラーファースト」のNo1ホスト。元々は大学の学費を貯めるためにホストになったが、銀治の策略によりやめられなくなり大学も中退している。心理学も齧っていて客には援助交際の相手男性からお金を引き出す講義などを行なっている。店の後輩ホストの指導も行っており、後輩に対しては面倒見が良く穏やかな態度でいる。
- 客が自殺未遂しても平気でいるような冷酷な面も持ち、客によってコロコロと態度を変え、怒鳴ったりして罪悪感を持たせる手法をとり客を風俗に落とすときも自分では直接言及せずヘルプをうまく使う。ホストとしての力量は登場人物の中でも抜きん出ており、他のホストが持て余すようなみるてゃも手玉にとれるほど。
- 天使 レイ(あまつか レイ)
- 声 - 榊原優希[3]
- 広島市出身で、広島弁で喋る。実家が荒れていたため中学生のころは学校に行かず広島市内のバーで働いており、そのバーの経営者であった銀治と遭遇して大阪に送られメンズ地下アイドルをやっていたがファンに貢がせすぎたのを暴露されて脱退、18歳からホストに転じ大阪の店舗でリキヤと知り合い、銀治の命で歌舞伎町に移る。源氏名の「レイ」はアイドルを始めた当時に見ていたアニメのキャラから自分でつけた名前で、ホストに転じてからも使っている。可愛らしい顔立ちだが口は悪く客や同業者への態度も大きい。面食いの傾向があり彼の太客達は美女が多く、容姿の良くない客にはあからさまに態度が悪くなる。喫煙者で地雷系ファッション、リストカットやオーバードーズも行っている。客を風俗スカウトに紹介する行為も行っている。やっていることは悪徳ホストそのものだが、一方で「客に使った金を後悔させない」というポリシーも持つ。
- 銀治(ぎんじ)
- 声 - 岩崎諒太[3]
- 本作の主な舞台「エンペラーファースト」をはじめとした店舗を多数抱えるホストグループ「エンペラーグループ」のオーナー。広島市出身で見た目は若いが実年齢は不明。儲けのためなら手段を選ばず、暴力団との関わりものぞかせており、下っ端の組員であれば電話一本で制裁を受けさせられる。レイには懐かれているが、現在は彼にそっけない態度をとっている。
- 抱えているホストには客からの搾取も煽り立てており、エンペラーグループが「DV先進国」呼ばわりされる要因となっている。しかし摘発の危険性が高い行為は巧妙に避けており、未成年当時のレイを傘下のバーで働かせていた際も摘発の気配を察すると彼を大阪に送ってアイドルに仕立てた。レイやリキヤなど売上上位のホストは逃さないようにあらゆる手を使い、ヤシロのように利用価値があると判断している相手からの進言は聞き入れる度量も見せるが、自店にリスクが高くなったとみなしたホストは即切り捨てる。ホスト業界への規制強化にも動じる様子がなく、規制の煽りで倒産した他店を素早く居抜きして傘下の新店舗を作るなど商機とも捉えている。
- アングラ世界の住人らしい冷酷な性格の反面、甘いものが好きで広島風お好み焼きにも一家言を持ちこだわった材料で手作りしている。
- 綾鷹 ティー(あやたか ティー)
- 「エンペラーファースト」のホストで出世欲は強いが枕営業と自腹営業、太客のあやか1人に頼り切った営業でついている客の数は見合わないためレイには馬鹿にされている。頻繁に性病に罹っており掲示板で暴露されることも度々。
- ブラックジャック
- モデルもしているホストで、元々は「LIPグループ」に在籍。同僚に妬まれてあらぬ噂を立てられるなどしたことでエンペラーグループに移籍。仕事を離れると眼鏡をかけた隠キャ。秋瀬ツバキの客でもある。
- ビビ
- レイのチームに属する新人ホストで、元々はほぼ違法行為に等しい商売をしていたブラック企業に勤務していた。最初は結果を出せていなかったが、彼女であったキリカとの苦い経験を経由してある意味開き直れるようになる。
- 朝比奈ゆや(あさひな ゆや)
- リキヤのチームに属する新人ホスト。失言が多く度々自分の客にも怒られているが、大学時代はクラブでナンパをよくやっていたことがあり図太い面もある。寮ではビビと同室。
- ヤシロ卍アズマ(ヤシロ アズマ)
- エンペラーグループ系列店の「エンペラービースト」に勤務する男装の女性ホスト。一見理知的な態度を見せているが、クールな口調で客の罪悪感を巧みに煽る手法の営業。男性ホストにやっかまれがちな立場であることもあり内心は男性にも女性にも鬱屈した感情を抱えている。
- 宝石(ジュエル)
- 「エンペラービースト」に勤務するホストで、ヤシロには敬意を払っている模様。
- らぶめろでぃ
- エンペラー系列の大阪の店舗「エンペラーラブレス」に勤務する女装ホスト。エキセントリックな人物で女性ホルモン剤をがぶ飲みするなど奇行が多く女装男性を客としている。
- るき
- 「エンペラーラブレス」のトップであるホストだが、ライバル店からの嫌がらせなどに苦労している。
- ねも
- 大阪でレイが地下アイドルをしていた当時の同僚。「エンペラーラブレス」でレイに再会するが、アイドル当時から彼にコンプレックスを持っていたが、レイの方からはザコ扱いされている。
- りゅーが
- リキヤの実弟で大学生。銀治の口車により「エンペラーファースト」の内勤として働くことになる。内勤としては真面目かつ優秀であり、エンペラーグループの方針にも冷ややかな視線を持つ一方で潜入捜査を警戒して口を簡単に割らないなど、規制強化にも対応している。
他店ホスト達
- 秋瀬 ツバキ(あきせ ツバキ)
- 「ダーリングループ」所属のトップホストで売上は4億円を超えている。一見穏やかな態度ながら掴みどころのない人物で何かとリキヤに絡む。中国人の太客を持つなど語学にも堪能。飄々とした態度で、ホストクラブへの規制強化にも動じていない。
- 冷奴(クールガイ)
- 「文化人枠」と呼ばれる「HONEYグループ」に所属するホストで元トレーナー。健康関係の著書も多くコメンテーターとしてTV出演もしている。
- 宇宙(そら)
- 「GEN'sグループ」に所属するホストで、学生時代は生徒会長だったこともあり店のホストたちをまとめ上げるカリスマ性を持つ。常に面をつけ素顔を出さない。
- 黒咲 ノア(くろさき ノア)
- 元々は人気バンドマンだったが薬物などの不祥事を起こして逮捕されホストに転身、RICHグループに所属。客を海外風俗出稼ぎに売り飛ばしたりするが、一方で我慢のきかない性格で失言や暴力での失敗も多く、売掛頼りで実質の売り上げはあまり伴っていない。鼻は整形している。まあにゃんの夫から多額の借金をしている。規制強化後に囮捜査に引っかかり逮捕されてしまう。
- だいろくとあ/薬師丸歩(やくしまる あゆむ)
- 元エンペラーグループのホストだが客への暴力などで逮捕された。その後エンペラーグループを自分でやめたと言い張っているが、業界内ではクビになったことは周知の事実となっている。出所後RICHグループに移籍し、ノアと共同して客を落とすこともある。エンペラー時代から知人の薬剤師から横流しされた薬を客に売りつける[4]のが常套手段。RICH移籍後も薬の横流しをしたり客に風俗スカウトを紹介したり暴力を振るったりという悪行を続けている。客の一人「のぞみ」に「ぞみたん」の呼び名をつけたのも彼で、薬物やノアとの共同作戦で彼女を風俗嬢へと落とした末に暴力も振るうようになっている。
ホストクラブの経営者たち
- 神宮エミール(じんぐう)/藤原俊哉(ふじわらとしや)
- 本作の歌舞伎町で最大勢力を持つ「ダーリングループ」のオーナー。英語を交えた飄々とした喋りが特徴で、規制強化前から売掛に頼らない方針の経営。
- 熊野風(くまの かぜ)
- 「HONEYグループ」のオーナーで恰幅の良い男性。従業員への待遇は良いが客からは恨みを買いがち。
- 走馬凌(そうま りょう)
- 「LIPグループ」のオーナー。
- 五十嵐翔太(いがらし しょうた)
- 「RICHグループ」のオーナー。他所でクビになったり逮捕歴のあるホストも採用してしまう。
- 河城凪(かわしろ なぎ)
- 「GEN'sグループ」のオーナー。規制への対応に反発する。
客たち
- きらら
- 本名は不明だが元コンカフェ嬢で名前はコンカフェ当時から使っていた源氏名。レイの太客で彼に尽くし、アフターもよく行動を共にしている。彼を陥れようとしていた風俗スカウトに「くろぴ」と名乗って近づいて逆に陥れたこともある。
- 安土五里(あづち ごり)
- 38歳で、歌舞伎町近辺にいた男で、元々はリキヤに筋違いの恨みを持っていた。レイの口八丁で彼の客になる。一人称が「ゴリ」。
- あやか
- 綾鷹ティーの太客。大人しそうな見た目だが気が強く、タワーマンションに住み、在宅での仕事で成功している様子でお金持ちである。
- くるみ
- 元々りゅーがの彼女だったが本性は遊び人で、リキヤの客になり破局。
- こゆき
- みるてゃらの知人である女性で、ゆやの客となる。一時期ヤシロに鞍替えしかけるが、彼女の接客スタイルに疲れてしまいゆやのところに戻る。
- めろんみるくてゃ
- 本名は不明で、作中人物からは「みるてゃ」と呼ばれることがもっぱらの太った女性。ホストから掛けを踏み倒したり金品を巻き上げたり煽って賠償金をせしめたり、風俗スカウトと組み夜職女子になりすましたアカウントをSNSで複数運営するなどの悪事で金を稼いでいる。また、ホストからの暴力の一方的な被害者であると虚言を弄してTV出演したりもする。文才もあるらしく、彼女のなりすましアカウントに騙されて風俗スカウトに引き合わされた女性もいる模様。
- まあにゃん
- フルネームは不明。元々はノアの客だが多数のホストと枕営業に応じている。若く見える美女だがたいへん口が悪く、性格は高慢でホストと一夜を過ごした後に「朝起きたらブスだったから」と言う理由で訴えようとするなど行動は無茶苦茶。腕から胸にかけて和彫りの刺青が入っており暴力を振るうこともあり騒動を巻き起こす。実は主婦で3児(一番上は中学生)の母であり、ホスト遊びも夫の金でやっている。夫は直接登場しないが彼女曰く「爆イケ」とのことであり妻の遊び相手であるホストに多額の金を貸すなどホスト側からしても理解に苦しむ人格である模様。夫の仕事の都合で大阪に転居後も何かと騒動を起こす。子供の受験を気にかけるなど母親の務めはできている模様。
- ぞみたん/のぞみ
- 元々は彼氏の雅治と同棲していた平凡な会社員女性だった。雅治の浮気をきっかけにSNSからホストにはまりだいろくの客となる。やがてだいろくやノアの口車に乗せられ、たけしが運営しているなりすましSNSアカウントに騙されて風俗嬢となり、度々性病にもかかるようになる。やがて雅治とも別れだいろくから貰った薬の作用もあり心身とも変貌してしまう。雅治が別の女性と結婚したことを出身サークルのLINEグループで知ってショックを受けるも、夜の街から逃れることはできないままでいる。
- キリカ/吉田霧香(よしだ きりか)
- バンギャルで、推し活の現場で知り合ったビビの彼女になるが、彼の客となったことで心身のバランスを崩し悲劇的な結末となる。
- 結衣(ゆい)
- もともと大阪に住み職業はピアニストでお色気系のネット配信活動を行っており大手である模様。大阪での出張イベントでヤシロ卍アズマと出会い、上京して彼女の太客となり西新宿のマンションに囲われるようになった。
- ゆき
- 宝石の客。他のホストや客たちの情報に詳しいゴシップ好きの太り気味の女性。
風俗スカウト達
- 二郎ラモ(じろうらも)
- キャバクラ嬢などになりすましたSNSアカウントを複数持っている。芸能界にもツテを持つ模様。エンペラーグループに悪意があるようで、だいろくとあを利用して嵌めようとしたこともある。SNSの活用術はスカウト達の中でも上手い方に入り策略家だが、一方で歌舞伎町の老人相手に賭け麻雀でいいようにされるなど抜けたところもある。規制強化後はリキヤに潜入捜査官の情報を教えるなど真意の読めない行動を行う。
- たけし
- 「ホストに貢いでいる稼げる風俗嬢」になりすましたSNSアカウントを持ち、ぞみたんを風俗嬢へと落とす。
その他の人物
- 医師
- 名前は不明だが歌舞伎町で開業している男性医師。銀治の薬物を抜く点滴をしたりと違法行為の片棒を担ぐような行動をしつつも、ホストや銀治達に言うことは言うタイプ。元々キャバクラ好きで、キャバ嬢と関わりたい下心で開業したがホストばかりを診る羽目になっている。医師としての腕自体は良い。
- オキちゃん
- 歌舞伎町に出入りする少女で17歳。未成年のためホストクラブには入れず追い払われたりしているが、本作のホストたちに何かと絡む。交渉ごとが得意で少女ながら悪事に長けており美人局などを指揮している。
- 姫星(キティ)
- オキちゃんの悪事仲間の少女。親は乳児の頃の彼女のおむつに薬物を隠して密輸入するような人物で、現在は服役中とのこと。SNS管理が得意。
- 今鹿(ナウシカ)
- オキちゃんや姫星に脅されて美人局の実行役をやらされている少女。
書誌情報
- 茅原クレセ『星屑の王子様』 小学館〈裏少年サンデーコミック〉、既刊9巻(2025年11月19日現在)
- 2023年5月12日発売[5][6]、ISBN 978-4-09-852075-6
- 2023年9月12日発売[7]、ISBN 978-4-09-852826-4
- 2023年12月19日発売[8]、ISBN 978-4-09-853062-5
- 2024年4月18日発売[9][10]、ISBN 978-4-09-853208-7
- 2024年8月19日発売[11]、ISBN 978-4-09-853530-9
- 2024年11月19日発売[12]、ISBN 978-4-09-853705-1
- 2025年4月17日発売[13]、ISBN 978-4-09-854072-3
- 2025年8月19日発売[14]、ISBN 978-4-09-854197-3
- 2025年11月19日発売[15][3]、ISBN 978-4-09-854308-3 / ISBN 978-4-09-943211-9(ボイスドラマコード付き特装版)
出典
- ↑ “「風俗行ったら売れると思うよ」 過激化する歌舞伎町、会って数時間のホストに言われた衝撃の一言”. AERA (2023年5月12日). 2025年9月3日閲覧。
- ↑ “屑ホストの流儀「売れたいなら倫理モラル良識全部捨てろ」…リアルすぎるホスト漫画が爆誕したワケ”. FRaU (2023年7月30日). 2025年9月3日閲覧。
- 1 2 3 4 “星屑の王子様 9 ボイスドラマコード付き特装版”. 小学館コミック. 小学館. 2025年11月19日閲覧。
- ↑ 173話のコマ外に薬機法違反の行為である注釈が書かれている
- ↑ “モラルを捨て客の愛を売上に換えろ! 億越えホストが新宿の覇権を目指すコメディ1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月12日). 2024年8月20日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 1”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 2”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 3”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “ホストマンガ「星屑の王子様」箔押し描き下ろしの名刺風カードもらえる書店フェア”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年4月18日). 2024年8月20日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 4”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 5”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 6”. 小学館コミック. 小学館. 2024年11月24日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 7”. 小学館コミック. 小学館. 2025年4月19日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 8”. 小学館コミック. 小学館. 2025年8月19日閲覧。
- ↑ “星屑の王子様 9”. 小学館コミック. 小学館. 2025年11月19日閲覧。