全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

From Wikipedia, the free encyclopedia

全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(ぜんこくこうとうがっこうせんばつラグビーフットボールたいかい)は、日本の高校部活チーム(1・2年生)によるラグビーユニオンの大会である。3月下旬に埼玉県熊谷市熊谷ラグビー場をメインに開催され、「春の高校ラグビー[1][2]春の熊谷[3][4]センバツ[5][6]と呼ばれる

創立2000年
参加チーム32チーム
前回優勝東福岡高等学校(7回目、2026年)
概要 全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会, 競技 ...
全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会
今シーズン・大会:
現在進行のスポーツイベント 第27回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会
熊谷ラグビー場 Aグラウンド
競技ラグビーユニオン
創立2000年
参加チーム32チーム
前回優勝東福岡高等学校(7回目、2026年)
最多優勝東福岡高等学校(7回)
テレビ局
公式サイトhttps://www.rugby-japan.jp/tournament/8219
閉じる
開始年 2012
終了年 2017
チーム数 12チーム
概要 開始年, 終了年 ...
全国高等学校
選抜女子セブンズ
ラグビーフットボール大会
開始年 2012
終了年 2017
主催 日本ラグビーフットボール協会
チーム数 12チーム
加盟国 日本の旗 日本
最多優勝 石見智翠館(4回)
テンプレートを表示
閉じる

本項では、2012年から2017年まで併催されていた全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会も併せて記述する。

概要

毎年12月末から翌1月の始めに開催される「全国高等学校ラグビーフットボール大会(冬の花園)」は高校3年生までが出場し全国高等学校総合体育大会の一環であるのに対し、この大会は全国高等学校選抜大会の位置づけにあり、3月時点で高校1・2年生(4月開催の年では新高2・新高3)の出場となる。

日本ラグビーフットボール協会が主催し、全国高等学校体育連盟が共催。運営を担当する主管は、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部のほか、開催地・熊谷ラグビー場がある関東ラグビーフットボール協会、埼玉県ラグビーフットボール協会が担当する[7]

「冬の花園」の主催である毎日新聞社は、当大会(春の熊谷)の後援として加わっている[8]

花園シードの選考材料

この大会での戦績は、夏に行われる全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会や、秋に行われる各地域でのブロック大会での戦績などと合わせ、9か月後に開催される「花園」こと 全国高等学校ラグビーフットボール大会でのシード権を決定する大きな選考材料となる[9]。そのため、この選抜大会は「その年の勢力図が決まる」ともいわれる[10][11]

会場

2025年開催大会の場合[12]

歴史

東日本の学校を中心に、西日本の有力校を招待して1994年から行っていた「東日本選抜大会」を発展的に解消し、春の高校ラグビー日本一を決める大会として2000年4月に第1回大会が開催された。第1回大会は決勝のみ秩父宮ラグビー場で開催。

第5回大会(2004年4月開催)は、第59回国民体育大会(彩の国まごころ国体)ラグビーフットボール競技のリハーサル大会も兼ねて行われた[13]2005年には総務省・文部科学省の「スポーツ拠点づくり推進事業」に承認された[14]

第10回大会(2009年4月開催)からは複数校による合同チームの出場も解禁された。

第12回大会(2011年4月開催予定)は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により出場辞退が相次ぐなどしたため、開催が中止された[15]

2012年から2017年まで、女子セブンズの部が「全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会」(後述)として同時開催された[16]。2018年以降は、秋にU18女子セブンズ大会で実施されている。

第18回(2017年3月開催)、熊谷ラグビー場Aグラウンドは、2019年ラグビーワールドカップ及び2020年東京オリンピックへ向けた改修工事のため使用できず、使用できるB・Cグラウンドと共に、隣接する熊谷スポーツ文化公園陸上競技場と補助陸上競技場を使用して開催した[17]。以降の大会ではAグラウンドを使用せず、「B・Cグラウンド、陸上競技場、補助陸上競技場」の使用となる。

第21回(2020年開催予定)は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、開催中止となった[18]

第26回(2025年3月開催)は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場およびその補助陸上競技場を使用せず、2016年以来9年ぶりに熊谷ラグビー場Aグラウンドを使用。B・Cグラウンドのほかに、公園内の西グラウンド、くまぴあ(熊谷市スポーツ・文化村)人工芝グラウンド、深谷市仙元山公園多目的グラウンドも使用する[12]

出場枠の変遷

  • 第1回から第4回までは、全国9ブロックの新人大会上位チーム16校が出場。
  • 第5回から、前年度優勝ブロック枠と「チャレンジ枠」(選抜高等学校野球大会における「21世紀枠」に近い)2枠が新設されたほか、一部ブロックで1枠ずつ増えて24校が出場。
  • 第8回と第9回は、出場枠が1枠の北海道・北信越・中国・四国の4地区から隔年で2地区を選び、当該2地区の地区大会2位校が出場する「新規チャレンジ枠」が新設されたため、出場校数は26校に増加した[19]
  • 第10回(2009年4月開催)から、新規チャレンジ枠を廃止。「北海道・北信越」と「中国・四国」において隔年で各ブロック1校ずつ増減して枠を与えている。これに「実行委員会推薦枠(第10回のみ「第10回記念大会枠」[20])」(東西1枠ずつ、計2枠)を設け、出場校は32校に増加した[21]
  • 第17回(2018年3月開催)から「チャレンジ枠」2枠を廃止し、「実行委員会推薦枠」を東西2枠ずつ、計4枠へと倍増させた[22][23]
  • 第24回(2023年3月開催)から、「関東・九州」と「東海・近畿」において、隔年で各ブロック1校ずつ増減させる。「実行委員会推薦枠」は東西1枠ずつ、計2枠へと半減した[22]
さらに見る 回, 開催年 ...
開催年 北海道 北信越 中国 四国 東北 関東 九州 東海 近畿 開催県
前年度
優勝
ブロック
実行
委員会
推薦
チャレンジ
新規
チャレンジ
合計 備考
1-4 2000-2003 1 1 1 1 2 3 2 1 3 1 16
5-7 2004-2006 1 1 1 1 3 4 3 2 4 1 1 2 24
8-9 2007-2008 1 1 1 1 3 4 3 2 4 1 1 2 2 26 [19]
10 2009 2 2 1 1 4 5 4 2 5 1 1 2 2 32 [21]
11 2010 1 1 2 2 4 5 4 2 5 1 1 2 2 32
12 2011(中止) 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 2 2 32 [15]
13 2012 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 2 2 32
14 2013 1 1 2 2 3 5 5 2 5 1 1 2 2 32
15 2014 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 2 2 32
16 2015 1 1 2 2 3 5 5 2 5 1 1 2 2 32
17 2016 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 4 32 [24]
18 2017 1 1 2 2 3 5 5 2 5 1 1 4 32
19 2018 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 4 32
20 2019 1 1 2 2 3 5 5 2 5 1 1 4 32
21 2020(中止) 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 4 32 [18]
22 2021 2 2 1 1 3 5 5 2 5 1 1 4 32
23 2022 1 1 2 2 3 5 5 2 5 1 1 4 32
24 2023 2 2 1 1 3 6 6 2 5 1 1 2 32 [22]
25 2024 1 1 2 2 3 5 5 3 6 1 1 2 32
26 2025 2 2 1 1 3 6 6 2 5 1 1 2 32 [25]
27 2026 1 1 2 2 3 5 5 3 6 1 1 2 32
開催年 北海道 北信越 中国 四国 東北 関東 九州 東海 近畿 開催県
前年度
優勝
ブロック
実行
委員会
推薦
チャレンジ
新規
チャレンジ
合計 備考
現在の枠数について 「北海道・北信越」「中国・四国」は交互に増減 3 「関東・九州」「東海・近畿」は交互に増減 1 1 2
(西1
東1)
設定なし 32
閉じる

チャレンジ枠・実行委員会推薦枠出場校

太字は選出時、花園への出場が無かった高校

さらに見る 回, 開催年月 ...
開催年月チャレンジ枠実行委員会推薦枠出典
第5回2004年4月横須賀(神奈川)小倉(福岡)[26][27]
第6回2005年4月進修館[28](埼玉)都島工(大阪)[29][27]
第7回2006年4月東京朝鮮[30](東京)福岡(福岡)[31][32][27]
第8回2007年4月男鹿工(秋田)天理教校学園[33](奈良)[34][35][36][27]
第9回2008年4月明大中野(東京)修猷館(福岡)[37][27]
第10回2009年4月県立浦和(埼玉)同志社香里(大阪)国学院栃木(栃木)延岡星雲[38](宮崎)[39]
第11回2010年4月木本(三重)合同B[40](岡山)慶応(神奈川)筑紫(福岡)[41]
第12回2011年3月 市立船橋(千葉)洛北(京都)三好(愛知)崇徳(広島)[42]
東日本大震災のため中止[15]
第13回2012年3月八戸西(青森)洛北(京都)大東大一(東京)大阪桐蔭(大阪)[43][44]
第14回2013年3月明和(愛知)摂津(大阪)成蹊(東京)[45](京都)[46][47]
第15回2014年3月三好(愛知)海星(長崎)茗溪学園(茨城)近大付(大阪)[48]
第16回2015年3月石巻工(宮城)東海大五(福岡)東海大相模(神奈川)同志社(京都)[49]
開催年月実行委員会推薦枠(東)実行委員会推薦枠(西)出典
第17回2016年3月金足農(秋田)慶応(神奈川)大産大付(大阪)山口(山口)[23]
第18回2017年3月東海大相模(神奈川)旭野(愛知)神戸科学技術(兵庫)崇徳(広島)[50]
第19回2018年3月仙台工(宮城)佐野日大(栃木)関大北陽[51](大阪)福岡工(福岡)[52]
第20回2019年3月県立太田(群馬)北越(新潟)関西福祉大金光藤蔭(大阪)大分東明[53](大分)[54]
第21回2020年新型コロナウイルスの世界的流行のため中止[18]
第22回2021年3月佐沼(宮城)明和県央(群馬)洛北(京都)読谷[55](沖縄)[56]
第23回2022年3月立命館慶祥[57](北海道)勿来工(福島)大津緑洋(山口)長崎北(長崎)[58]
第24回2023年3月東京(東京)高川学園(山口)[22]
第25回2024年3月成城学園(東京)興国(大阪)[59]
第26回2025年3月山梨学院(山梨)大分舞鶴(大分)[60]
第27回2026年3月熊谷(埼玉)神戸(兵庫)[61]
閉じる

歴代記録

太字は、同年度(約9か月後)に開催した全国高等学校ラグビーフットボール大会(冬の花園)でも優勝した高校。

さらに見る 回, 開催年月 ...
開催年月優勝校スコア準優勝校備考出典
第1回2000年4月埼工大深谷(埼玉)41 - 33国学院久我山(東京)2ブロック制[27]
仙台育英(宮城)24 - 9桐蔭学園(神奈川)
第2回2001年4月啓光学園(大阪)32 - 26東福岡(福岡)[27]
第3回2002年4月大阪工大高(大阪)52 - 31佐賀工(佐賀)[27]
第4回2003年4月正智深谷(埼玉)31 - 18佐賀工(佐賀)佐賀工は2年連続の準優勝[62][27]
第5回2004年4月天理(奈良)41 - 12深谷(埼玉)[26][29][27]
第6回2005年4月啓光学園(大阪)24 - 10東海大仰星(大阪)[29][27]
第7回2006年4月東海大仰星(大阪)31 - 15東福岡(福岡)[32][27]
第8回2007年4月伏見工(京都)17 - 12桐蔭学園(神奈川)[34][35][27]
第9回2008年4月常翔啓光学園(大阪)36 - 21御所工[63](奈良)[37][64][27]
第10回2009年4月東福岡(福岡)61 - 17常翔学園(大阪)[39]
第11回2010年4月東福岡(福岡)31 - 24大阪朝鮮(大阪)[41]
第12回2011年3月東日本大震災のため中止[42][15]
第13回2012年3月東福岡(福岡)24 - 22石見智翠館(島根)大会3連覇[43][44]
第14回2013年3月大阪桐蔭(大阪)33 - 14東海大仰星(大阪)ベスト4を大阪勢[65]が独占した。[46][47]
第15回2014年3月東福岡(福岡)62 - 10桐蔭学園(神奈川)決勝史上最大タイの点差[48]
第16回2015年3月東海大仰星(大阪)21 - 0大阪桐蔭(大阪)決勝史上初の完封勝利[49]
第17回2016年3月東福岡(福岡)33 - 17桐蔭学園(神奈川)[23]
第18回2017年3月桐蔭学園(神奈川)42 - 12京都成章(京都)[50]
第19回2018年3月桐蔭学園(神奈川)46 - 26大阪桐蔭(大阪)[52]
第20回2019年3月桐蔭学園(神奈川)29 - 19御所実(奈良)大会3連覇[54][66]
第21回2020年新型コロナウイルスの世界的流行により中止[18]
第22回2021年3月東福岡(福岡)46 - 31桐蔭学園(神奈川)[56]
第23回 2022年3月 報徳学園(兵庫) 不戦勝 東福岡(福岡) 東福岡は、新型コロナウイルスの影響により出場辞退 [67]
第24回 2023年3月 桐蔭学園(神奈川) 34 - 19 東福岡(福岡) 東福岡は2年連続準優勝 [68]
第25回 2024年3月 大阪桐蔭(大阪) 55 - 3 石見智翠館(島根) 決勝史上最大タイの点差 [69][70]
第26回 2025年3月 桐蔭学園(神奈川) 36 - 0 京都成章(京都) 決勝史上2度目の完封勝利 [71][72]
第27回 2026年3月 東福岡(福岡) 33 - 22 桐蔭学園(神奈川) 大会最多7回目の優勝 [73][74][75]
閉じる

全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会

2012年から2017年まで、女子セブンズの部が「全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会」として同時開催された[16]。2018年以降は、秋にU18女子セブンズ大会で実施されている。

12チームを4プールに分けてプール戦を行い、各プール上位から「カップ」「プレート」「ボウル」でトーナメントを行う。試合はすべて選抜大会最終日にまとめて行う。会場は、熊谷ラグビー場のA・Bグラウンドを使用した[76]

さらに見る 回, 年度 ...
年度優勝スコア準優勝備考
12012YRA/関東クラブ選抜市立船橋/関東選抜決勝ラウンドは総当たり
22013石見智翠館YRA中心神奈川県チーム
32014石見智翠館14 - 7福岡レディース
42015石見智翠館24 - 14福岡レディース
52016石見智翠館26 - 19栃木県選抜
62017国学院栃木14 - 12追手門学院
閉じる

配信・放送

2025年現在。

  • J SPORTS有料):「J SPORTSオンデマンド」で全試合を、LIVE配信およびオンデマンド配信。決勝戦を録画放送[77][78][79]
  • MBS(毎日放送)無料):「HANAZONO LIVE」で全試合を、試合終了後から配信[80]
履歴
  • 第17回(2016年開催)で、BS11にて4月10日20時から21時54分まで準決勝・決勝及び女子セブンズ決勝の4試合をダイジェスト放送した[81]
  • 第18回(2017年開催)は、BS11の決勝ダイジェスト[82]に加え、この回からJ SPORTSオンデマンドで全試合ライブ配信を開始[83]。BS11による放送はこの年まで。
  • 第19回(2018年開催)・第20回(2019年開催)は、J SPORTSオンデマンドによる配信のみ[84][85]
  • 第22回(2021年開催)から、J SPORTSオンデマンドに加え、「HANAZONO LIVE」が開始される[86]。両メディアで全試合がライブ配信されるようになった。
  • 第23回(2022年開催)から、2メディアによる全試合配信に加え、決勝戦のみJ SPORTSで録画中継放送を開始[87]。現在に至る。

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI