近代教育思想は、コメニウス、ルソー、ペスタロッチらの思想をもとに確立された[1]。これらの近代教育思想は身分、職業、貧富の差による教育格差の打破を説き、万人に共通に必要とされる教育として普通教育(universal education)が提唱されるようになった[1]。
しかし、19世紀のヨーロッパでは富国殖産のための教育が重視され、近代的な初等学校はむしろ階級的な学校観を反映した管理運営がなされた[2]。
一方、アメリカ合衆国ではヨーロッパから多くの移民が流入し、政治的・宗教的・道徳的価値観の混乱がみられるようになったため、コモン・スクール等のカリキュラムを通して普通教育は展開された[2]。