最愛なる全ての物へ

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最愛なる全ての物へドイツ語:Liebe ist für alle da)は、ドイツバンドであるラムシュタインの6枚目となるスタジオ・アルバム。公式ファンクラブ"LIFAD"はこのアルバムの頭文字を取ったものである。

前作『ローゼンロート英語版』から約4年ぶりとなるアルバム。本作の収録に集中するために、バンドは2006年から約1年ほどの活動休止を宣言し、裏で制作を行った。

前々作、前作でハードコアな作風から離れつつあったが、今作で回帰を果たしている。

発売直前に楽曲がリークされる事態が発生した。その中にはアルバムに収録されなかった没曲が数曲あり、それらはのちにタイトルを変更して次作に収録されることとなった。

スペシャルエディション(日本盤未発売)はデザインが変更されているほか、アタッシュケースが付属されており、中には手錠ディルドが入っている[1]

日本盤の発売に伴い、前々作と前作の日本盤も同時発売となった。前々作は2005年にも日本盤が発売されているが、この再版ではジャケットデザインを原盤と同じに戻し、隠しトラックを再度収録している。

収録曲

作詞作曲はすべて「Rammstein」表記。邦題はユニバーサルミュージックジャパン公式より引用。
  1. Rammliedラムリート
    3曲目となるバンドの自己紹介曲。
  2. Ich tu dir wehイヒ・トゥー・ディア・ヴェー
    ミュージック・ビデオ(以下MV)がハードコアすぎたこと、シングルのブックレットにリヒャルトが女性の尻を叩く写真が掲載されていたことで、ドイツ家族・高齢者・婦人・青少年省英語版に検閲され、青少年に有害であると規制されることとなった[2]。そのため、MVは一時期アダルトサイトVisit-Xにて公開された。
    2010年5月31日にケルン行政裁判所によって検閲が解除され、現在MVは閲覧可能となっているが、YouTubeに投稿されているMVには年齢制限が設けられている[3]
  3. Waidmanns Heilヴァイトマンツ ハイル
    タイトルはドイツにおける猟師の伝統的な挨拶である(詳細はWaidmannsheilを参照)。
    リズムゲームGuitar Hero: Warriors of Rock英語版』にも収録されている。
    YouTubeにリリックビデオが投稿されている[4]
  4. Haifisch
    メンバーの結束力をモチーフとした曲[5]
    歌詞に戯曲『三文オペラ』劇中歌「メッキー・メッサーのモリタート」からの引用が含まれている。
    MVは過去に撮影されたものが複数含まれる[注釈 1]が、アウトテイクではなく、本映像のために新録している。
  5. B********
    正式なタイトルは「Bückstabü」であり、これはバンドが考えた造語である[6]
  6. Frühling in Parisパリの春
    曲中のフランス語パートはシャンソンの1つ「水に流して」からの引用である。
  7. Wiener Blutウィーン気質
    フリッツル事件をモチーフとした曲[7]。イントロは同名のオペレッタからの引用である。
    制作当初はこの曲が表題となる予定だったが、ファルコのアルバム『ウィーナー・ブラッド英語版』と題名が被ることを防ぐため、没になったとされている[8]
  8. Pussyプッシー
    セックスツーリズムをモチーフとした曲。
    歌詞は英語ドイツ語の混在である。[注釈 2]また、歌詞にフォルクスワーゲンが1990年代にアメリカで事業展開した際に打ち出した広告「Fahrvergnügen」が引用されている。
    MVではメンバーが性行為をする描写があるが、実際に行っているのは他人であり、顔をCGで合成している。イヒ・トゥー・ディア・ヴェーと同じく、ハードコアすぎるため、Visit-Xにて期間限定公開された。また、一般用のMVにはモザイクがかけられている。YouTubeには2025年4月現在投稿されていない。
    アルバムの日本盤発売に伴い、着うたフルでも配信されている[9]
    ライブでは男性器を模した噴射機から客席に向かってビールの泡を噴射するというパフォーマンスで知られている。
  9. Liebe ist für alle da最愛なる全ての物へ
  10. Mehrメア
    住宅バブルとサブプライム住宅ローン危機をモチーフとした曲。
  11. Roter Sand赤い砂
    口笛の部分はフラーケの妻によるもの。

以下はスペシャルエディション・日本盤収録のボーナス・トラック

  1. Führe michヒューレ・ミヒ
    映画『ニンフォマニアック』Vol.1劇中歌。
  2. Donaukinderドーナウキンダー
    2015年に発売されたLP盤ボックスセット『ⅩⅩⅠ』のアルバム未収録音源集『Raritäten (1994-2012)』に収録されているバージョンには、ギターソロがないなどの変更がされている。
  3. Halt止まれ
  4. Roter Sand (Orchester Version)赤い砂(オーケストラ・ヴァージョン)
  5. Lieseリーゼ
    作詞はティルオリバー・フラーケの3人であることがパウルによって明かされている[10]
    「赤い砂」はこの曲の歌詞を変更したもの。

参加ミュージシャン

参考文献

脚注

外部リンク

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