最終便

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最終便(さいしゅうびん)とは、鉄道路線バス航空船舶など定期運行を行う公共交通機関において、その日の最後に運行(運航)される便のことである。また、路線そのものの廃止や機材の退役などに伴う「最後の便」を指すこともある[1]。対義語は始発便

鉄道の場合、「最終便」という言葉は一般的には使われず、最終列車最終電車または終電車(略して終電)、終発(しゅうはつ)と呼ばれる。対義語は始発または始発列車。

鉄道はその性質上、他路線との乗り換え(接続)が重要視されるため、終電への接続時刻を専用で調べることができる乗換案内ウェブサイトやアプリケーションも多数存在する。

路線バス

最終便の方向幕の一例(横浜市営バス)

路線バスにおける最終便は「終バス(しゅうばす)」とも呼ばれる。

多くの事業者では、利用客に対し最終便であることを視覚的に知らせるため、方向幕を照らすランプの色を変えたり、LED行先表示器の場合は行先と交互に「最終」と表示させるか、赤枠で囲んだりする特殊な表示を行う。この表示ランプの色から、最終バスのことを「赤バス」と呼ぶ地域もある。また、乗客の便宜のために最終バスの時刻を特に案内することもある[2]

航空

航空機において、その日の最後に運航される便を「最終便」と呼ぶ。 日本の国内線において主要空港(羽田空港成田国際空港など)を出発・到着する最終便は、目的地の空港の運用時間(門限)や騒音規制などの兼ね合いから、概ね19時から22時台に設定されていることが多い[4]。一方、深夜に出発して翌朝に到着する便は「深夜便(レッドアイ・フライト)」と呼ばれる。

国内において旅客輸送を行う航空機の最終便が天候不良や機材繰りなどの理由で欠航となった場合、原則として翌日以降の便への振り替え、または全額払い戻しとなる。航空会社都合による欠航の場合、フルサービスキャリア(大手航空会社・レガシーキャリア)では宿泊施設の手配や宿泊費の補償が行われることがあるが、格安航空会社(LCC)では規約によりこれらの補償を行わないことが一般的であるなど、航空会社によって対応が異なる。

船舶

定期旅客航路(フェリー水上バス旅客船など)においても、その日の最後の出港便を最終便と呼ぶ。

特に離島と本土を結ぶ航路においては、最終便の出港時刻が島民の生活や観光客の旅程に直結するため非常に重要視される。また、長距離フェリーなどの場合は、1日に1便〜数便のみの運航であり、夜間に出発する便が事実上の最終便かつ「夜行便」となることが多い。

廃止・退役に伴う最終便

日常的なダイヤグラムにおける「1日の最後の便」という意味のほかに、路線の廃止、運行会社による事業撤退、あるいは特定の車両や機材が退役する際の「事実上最後の便」のことも最終便と表現される。

  • ラストラン:鉄道やバスにおいては引退時・路線廃止時の最終便をラストランと呼び、終点や始発駅に多くの鉄道ファンバスファンが集まり、別れを惜しむ光景が見られる。

出典

関連項目

外部リンク

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