本膳
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※以下、東大落語会編『落語事典 増補』掲載の内容に準拠する[1]。
とある村の庄屋の家で婿の披露目が開かれることになり、村人は手習いの師匠を訪れ、付け焼刃で本膳の作法を教えてもらおうとする。師匠は一人ずつ教える時間がないため、自分の真似をしろと話す。
当日の宴席では、言われたとおり師匠の真似をするが、師匠が里芋の煮付けを食べようとしたときに箸から芋が滑って転がる。すると村人もそれを真似て芋を転がした。師匠が恐縮して隣に座る村人の脇を拳で突いたところ、これも作法だと思い込んだ村人は順繰りに隣の者を脇を突いていった。最後の村人が、思いきり突いてやろうと隣を見ても誰もいない。
「先生、この拳はどこへやるだ?」