西洋古代史を専門とし、日本におけるこの分野の開拓者である。エジプト古代史、ギリシャ文化史、ローマ史などを講じ、著書として『西洋上古史』 (1916) 、『ギリシャ史』 (1931) などがある。古代のみならず西洋史一般に関心が深く、特に日本と西洋の交渉史研究が多かった。第一次世界大戦以後はその傾向が強く、『世界改造の史的観察』 (1920) 、『米国と世界大戦』 (1922) などがあり、ペイソン・トリートの『日米外交史』の訳 (1922) 、またレオポルト・フォン・ランケの『世界史論進講録』 (1918) は名訳とされた。