東京流れ者
1956年に日本の映画
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歌謡曲
映画
1966年(昭和41年)4月10日公開。上映時間83分(8巻2,258m)、カラー、シネマスコープ(2:35:1)。製作・配給:日活。監督:鈴木清順。
同年公開のシリーズ続編に『続東京流れ者 海は真っ赤な恋の色』(監督:森永健次郎)がある。
製作・評価
鈴木清順は後年「自らが監督しての続編を製作したい」と述べていた[2]。
2016年に公開されたアメリカ映画『ラ・ラ・ランド』監督のデイミアン・チャゼルによれば、同作品は映画版『東京流れ者』をオマージュした作品であるという[3]。
ストーリー
東京。ヤクザ組織・倉田組が解散して不動産会社となるが、かねてより対立する大塚組が、倉田組元組長・倉田のビルを狙い、彼に融資している金融業者の吉井からビルの権利書をだまし取り、彼を殺害する。かつて「不死鳥の哲」の異名で知られた倉田組元組員・本堂哲也は、抗争を嫌って吉井殺しの罪をかぶることを決意し、倉田に「東京を離れる」と告げる。倉田はかつての兄弟分が根を張る東北の庄内へ行くことをすすめる。
ところが庄内には哲を追う刑事だけでなく、大塚組の殺し屋「蝮(まむし)の辰」が待ち構えており、哲は彼らの追跡を振り切りながら、なぜ自分の足どりが漏れたのかいぶかしがる。哲が世話になろうとした庄内組は北組と南組に分かれての大抗争の最中であり、辰が双方を狙撃してあおったことで、哲も争いに巻き込まれ、怪我を負う。そこをかつての大塚組組員で、今は一匹狼の「流れ星の健」が助ける。健は、庄内を離れることをすすめ、健と親しいクラブ経営者・梅谷がいる佐世保へともに渡る。
梅谷は表向き暖かく哲を迎え、ともに辰を倒すが、ある日哲に銃を向ける。倉田がビルを取り戻すため大塚組と手打ちをし、その条件として、かつての兄弟分である梅谷に哲の殺害を命じていたのだった。しかし梅谷は哲を殺すことをためらい、逃げるままにまかせる。倉田の寝返りが信じられない哲は、真実を確かめるため東京へ帰る。
銀座。大塚組組長・大塚は、哲の恋人で歌手の千春を軟禁し、倉田から奪ったナイトクラブで彼女の稼ぎを独占していた。哲はクラブへ乗り込んで大塚とその子分を皆殺しにし、居合わせた倉田に盃を返す。追い詰められた倉田は手首を切る。倉田の死を見届けた哲は、「流れ者に女はいらない」と千春に別れを告げ、夜の闇に向かって去って行く。
キャスト
- 吉井:日野道夫
- 小柳(大塚の子分):玉村駿太郎
- 島田(庄内南組組長):緑川宏
- 熊本(倉田の側近・クラブ支配人):長弘
- 高橋(庄内北組組長):久松洪介
- 音吉(佐世保湊組組員):柴田新三
- 藤村(佐世保湊組組員):木浦佑三
- 酒井刑事:伊豆見雄
- 大塚の子分:二階堂郁夫
- 佐世保湊組組員:本目雅昭
- 庄内北組組員:戸波志朗
- 庄内南組組員:小林亘
- 大塚の子分:沢美鶴
- 庄内北組組員:荒井岩衛
- 倉田家女中:横田楊子
- 庄内南組組員:高緒弘志、大庭喜儀
- 庄内北組組員:中平哲仟
- 大塚の子分:溝口拳
- 佐世保湊組組員:北上忠行
スタッフ
舞台
映画会社の日活と、舞台制作会社のLEGEND STAGEがタッグを組み、昭和の名作映画をリメイクし舞台化するプロジェクト「CINEMATIC STAGE」の第2弾として、2024年3月から4月に京都と東京で上演[6]。脚本・演出は斎藤栄作、主演は福田悠太。
キャスト(舞台)
スタッフ(舞台)
- 総合プロデューサー - 黒谷通生(レジェンドステージ)
- 脚本・演出 - 斎藤栄作
- 殺陣 - 渥美博
- 音楽 - Meteor Lab Produced by miyake (mihimaruGT)
- 振付 - JUN
- 企画・制作・製作幹事 - レジェンドステージ
- 主催 - 舞台「東京流れ者」製作委員会