松里公孝
日本の政治学者 (1960-)
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来歴
1960年、熊本県生まれ。ラ・サール高等学校を卒業後、1979年に東京大学に入学した。1985年に同大学法学部を卒業後は同大学大学院に進み、1987年に同大学大学院法学政治学研究科修士課程を修了、1991年、同博士課程を単位取得満期退学し、北海道大学スラブ研究センター(現・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)助教授となった。2000年に同センター教授に昇任。2014年より東京大学大学院法学政治学研究科教授。その間、ソ連、アメリカ合衆国、ウクライナに留学[1]。2025年、東京大学を退職。名誉教授[2]。
1996年、「第一次世界大戦期ロシアの食糧事業と農事指導を対象として、総力戦下の地方統治および中央・地方間関係を分析」した学位論文『総力戦争と地方統治:第一次世界大戦期ロシアの食糧事業と農事指導』を東京大学に提出して博士(法学)号(乙第12999号)を取得[3]。
著書
単著
- The Split of the CPSU and the Configuration of Ex-Communist Factions in the Russian Oblasts: Cheliabinsk, Samara, Ul'ianovsk, Tambov, and Tver (1990-95), (Slavic Research Center, Hokkaido University, 1996).
- 『ポスト社会主義の政治―ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナ、モルドヴァの準大統領制』筑摩書房〈ちくま新書〉、2021年。ISBN 978-4-480-07380-8。
- 『ウクライナ動乱―ソ連解体から露ウ戦争まで』ちくま新書、2023年。ISBN 978-4-480-07570-3。
編著
- Regions: A Prism to View the Slavic-Eurasian World: Towards a Discipline of "Regionology", (Slavic Research Center, Hokkaido University, 2000).
- Emerging Meso-Areas in the Former Socialist Countries: Histories Revived or Improvised, (Slavic Research Center, Hokkaido University, 2005).
- Imperiology: From Empirical Knowledge to Discussing the Russian Empire, (Slavic Research Center, Hokkaido University, 2007).
- 『講座スラブ・ユーラシア学(3)ユーラシア――帝国の大陸』(講談社, 2008年)
共編著
分担執筆
- 「ウクライナの国家建設の挫折 ――ソ連解体の事後処理の観点から」
- 黛秋津編『講義 ウクライナの歴史』(山川出版社、2023年)ISBN 978-4-634-15235-9
論文
雑誌論文
- 「総力戦と体制崩壊――第1次大戦期の食糧事業を素材として」『ロシア史研究』46号(1988年)
- 「帝政ロシアの地方制度――1889-1917」『スラヴ研究』40号(1993年)
- 「ロシアにおける農学者の運命――1911年から1916年にかけてのその数的変動」『ロシア史研究』53号(1993年)
- 「ロシアの村落穀物備蓄制度――1864-1917年」『スラヴ研究』42号(1995年)
- 「アパラート・デモクラシー――ロシアの中小都市, 郡における政治と行政」『スラヴ研究』43号(1996年)
- 「19世紀から20世紀初頭にかけての右岸ウクライナにおけるポーランド・ファクター」『スラヴ研究』45号(1998年)
- 「エスノ・ボナパルティズムから集権的カシキスモへ――タタルスタン政治体制の特質とその形成過程 1990-1998」『スラヴ研究』47号(2000年)
- 「ポロニズムと闘うコミッサールから農村啓蒙者へ――帝政下右岸ウクライナにおける調停吏制度」『スラヴ研究』49号(2002年)