林尚弘

日本の実業家 (1984-) From Wikipedia, the free encyclopedia

林 尚弘(はやし なおひろ、1984年昭和59年〉11月19日 - )は、日本の実業家。株式会社FCチャンネル代表取締役。YouTubeチャンネル『令和の虎』2代目主宰。 予備校武田塾」の元塾長、武田塾フランチャイズの運営母体である株式会社A.verの元代表取締役社長。

概要 はやし なおひろ 林 尚弘, 生誕 ...
はやし なおひろ
林 尚弘
2025年
生誕 (1984-11-19) 1984年11月19日(41歳)
日本の旗 日本 鹿児島県
国籍 日本の旗 日本
出身校 学習院大学法学部政治学科
職業 実業家
活動拠点 日本の旗 日本 東京都
身長 178 cm (5 ft 10 in)
テレビ番組令和の虎
肩書き 武田塾創業者
株式会社FCチャンネル代表取締役
テンプレートを表示
閉じる


来歴

鹿児島県生まれ、千葉県市川市育ち。

1984年、鹿児島県に生まれる[1][2]証券会社に勤務する実父の影響を受け、幼少期より小遣いを用いて株式投資を行っていた。

小学生の頃より、フリーマーケットで安価な中古本を仕入れ、高価買取を行う店舗へ転売するせどりによって収益を得る経験を持つ[2]。中学校進学後には、それまでの活動で蓄えた20万円の資金を元手に、自ら銀行株式を購入した[2]。こうした幼少期からの実利的なビジネス・投資経験が、後の起業家としての原体験となった。

大学浪人における経験

県立船橋高等学校に進学前から、東京大学を目指して予備校に通い始める。週3回大手の予備校、東進ハイスクールへ通い、勉強をしたが、現役時は大学受験に失敗[2]。浪人時の受験3か月前に、友人から「予備校で授業を受けるより、1冊の参考書を完璧にした方が良いのでは」とアドバイスを受ける。この方式を取り入れた後に学習院大学法学部政治学科に合格する[2]

林は自身の体験から、「1冊の参考書を完璧に身に付けること」こそ学力向上(志望大学合格)への近道だと確信。通っていた予備校でアルバイトをして貯めた資金を元手に大学1年のときに友人とA.verを設立し、家庭教師の派遣事業を始めた[2]。当初は生徒も講師も集まらなかったが、林が教えた生徒たちは、偏差値を急激に上げていたため、方向性に誤りがないことを確認した[2]

武田塾の設立

武田塾大曽根校(愛知県名古屋市北区

1年間、家庭教師の派遣をしてお金を貯めつつ、大学2年の頃にネット上で「武田」というアカウント名で受験の相談を始めたところ流行。「武田の受験相談所」というブログが物凄いアクセスが集まったという。

2006年、学習院大学2年時に仲間と共に御茶ノ水に「武田塾」を開設した。開校当時、すぐに14人が集まったという[1][2]。そこでE判定だった受験生を早慶医学部に合格させたことで、武田塾の勉強法が脚光を浴びるようになる[1]。翌年には50人、その翌年には100人と急速に拡大していき、大学4年の頃には年商5000万円、林の年収は1000万円になり、その頃には温泉・プール・ジム付のマンションに住んでいたという。


フランチャイズ展開と急成長

武田塾の全国展開は、外部からの予期せぬ打診がきっかけとなった。直営2校舎、年商1億円規模で運営していた当時、千葉県で約50校の塾を経営していた実業家から「武田塾のシステムでフランチャイズ(FC)をさせてほしい」と熱烈な依頼を受ける。 FC展開について検討を始める中で、FCプロデューサーの竹村義宏と出会う。竹村の知見を取り入れ、2013年より本格的な全国フランチャイズ展開へと乗り出した。

竹村とともにテストケースとして「0次募集」を開始し、成功を収めた。


独自のFC運営手法と「フランチャイズチャンネル」

FC展開の加速にあたっては、YouTubeチャンネル「フランチャイズチャンネル」を開設。従来、不透明であったフランチャイズ本部の内情や収支モデルを動画で公開するという、業界でも新しい方策に取り組んだ。

その運営手法には以下の独自の特徴がある。

  • 営業しない加盟開発: 本部からの積極的な加盟勧誘(営業電話など)を一切行わず、YouTubeを通じた問い合わせで加盟者を募るスタイルを確立した。
  • オーナー投票制度: FCの運営に関わる事項を既存のFCオーナーたちの投票によって決定する仕組みを導入。これにより、質の高いオーナーコミュニティの維持を図った。

展開の結果と収益構造

これらの戦略により、FC化開始からわずか3年で100校舎を突破。2022年までの約8年間で全国400校舎、グループ年商100億円規模にまで急成長を遂げた。

なお、この「グループ年商100億円」は加盟校を含む全体の売上合計であり、当時林が代表を務めていた運営母体、株式会社A.verの売上高とは大きく異なる。これは、同社の収益構造が加盟校からのロイヤリティ(売上の約15%)を主軸としているためであり、本部単体の売上高以上に、ブランド全体の経済圏が急速に拡大したことが特徴である。

また、2016年には幻冬舎から価格50万円(税別)の電子書籍『武田塾FC成功への軌跡』(竹村義宏共著)を刊行。高額ながらもその経営ノウハウが注目され、出版業界でも大きな話題となった。

『令和の虎』の立ち上げと功績

2018年岩井良明と共にYouTube番組『令和の虎』を立ち上げた。かつて岩井が出演していた『マネーの虎』の形式をYouTubeで復活させるべく、岩井を主宰に据え、林は主要な投資家(虎)として参加。立ち上げ初期から多額の投資を行い、番組の基盤を築いた。

単なる投資番組に留まらず、志願者のビジネスプランを厳しく精査するリアリティ番組としての側面が支持され、ビジネス系YouTubeのブームを牽引する先駆けとなった。

2022年には、チャンネル登録者数100万人を突破。教育・ビジネス・エンターテインメントを融合させた独自のコンテンツとして、YouTubeにおける新たなジャンルを確立した功績が評価されている。

賭けポーカー事件

2022年2月 、『令和の虎』で共演する社長らと賭けポーカーを行っていた事がTwitter上で告発される。 これを受け、自身のTwitterで違法賭博について認め謝罪し、株式会社A.ver代表および「武田塾」塾長職の辞任を表明した[3]。 また、令和の虎 主宰の岩井良明は今後の動画への出演拒否を発表した。同年6月1日、賭博容疑で検察庁書類送検された[4]

その後、同じく送検されたトモハッピーや桑田らも同様に「不起訴」となり、2022年7月20日より収録に復帰している[5][6]ほか、フランチャイズ展開の支援を行う会社として株式会社FCチャンネルを設立し、同社代表取締役社長を務めている。

株式会社FCチャンネルの設立と活動

2022年、自身のフランチャイズ構築およびYouTubeマーケティングのノウハウを体系化し、他企業のFC本部構築を支援する株式会社FCチャンネルを設立。代表取締役に就任した。

同社では、武田塾で成功させた「YouTubeを通じて加盟者や顧客を集める」手法を多業種に展開。単なる経営コンサルティングに留まらず、自社メディアと連動した独自の支援体制を構築している。

「FC版令和の虎」と事例

YouTubeチャンネル「FCチャンネル」内では、有望なビジネスモデルを持つ企業がFC本部としての展開を目指す「FC版令和の虎」を主宰。自ら司会やコメンテーターを務め、多くのFC本部をプロデュースしている。

主な支援・成功事例として以下のものが挙げられる。

  • はあとねいる: 完全定額制ネイルサロン。
  • JPCスポーツ教室: 体幹トレーニングに特化した子供向けスポーツ教室。
  • 24スイーツショップ: 全国各地の人気スイーツを販売する無人販売所モデル。

FCチャンネルショー

日本最大級のフランチャイズ展示会イベント「FCチャンネルショー」を主催している。従来のBtoBを中心とした展示会とは異なり、、インフルエンサーによるブース紹介など、メディアとリアルを融合させた集客手法を特徴とする。

FC経営の学校

フランチャイズ加盟検討者や既存のオーナーを対象とした教育事業「FC経営の学校」を運営。健全なフランチャイズ経営の普及を目的とし、本部と加盟校のミスマッチを防ぐための情報発信や、経営リテラシーの向上を図る活動を行っている。

『令和の虎』2代目主宰への就任

2024年9月、番組の創設者であり主宰であった岩井良明の逝去に伴い、生前の岩井の指名を受ける形で、2024年10月、YouTubeチャンネル『令和の虎』の2代目主宰に就任[7]

林顧問制度

林個人による活動の一環として、企業の顧問に就任する「林顧問制度」を運用している。

本制度は、月額50万円の報酬で「月に1回1時間、林とお茶をするだけ」という極めて簡潔な形式を基本としている。実務的な支援は行わず、対話を通じた経営判断の示唆や、自身のメディア露出に伴うブランディングへの寄与を主眼とする。林はこの形態で「お茶だけで年間売上10億円」を達成することを目標として公言している。

「お茶をするだけ」という触れ込みで展開されるこの手法は、経営者個人のブランド力を活用した新しい顧問の在り方として注目され、同様の制度を導入する実業家が相次ぐなど「顧問ブーム」を牽引する契機となった。

顧問万博

2026年には、自身の顧問先企業やフランチャイズ本部が一堂に会する大型展示会イベント「顧問万博(こもんばんぱく)」を開催。顧問先同士のマッチングや、一般来場者へのビジネスモデル公開の場として提供され、顧問を通じた経済圏の拡大を図った。


著書

  • 予備校に行っている人は読まないでください(ミヤオビパブリッシング、2009年。ISBN 978-4-86366-034-2
  • 武田塾の早慶にすべらない話(エール出版、2009年。ISBN 978-4-7539-2891-0
  • 武田塾のセンター試験にすべらない話(エール出版、2009年。ISBN 978-4-7539-2892-7
  • 実録!偏差値36.9が早慶合格を勝ち取った!(無双社、2010年。ISBN 978-4-86408-406-2
  • 超逆転"非常識"勉強法『まず〇〇を捨てなさい』(エール出版、2010年。ISBN 978-4-7539-2933-7
  • 参考書だけで合格する法(経済界、2010年。ISBN 978-4-7667-8466-4
  • 武田塾の医学部にすべらない話(エール出版、2010年。ISBN 978-4-7539-2941-2
  • 大学受験は勉強法が9割(中森泰樹 共著、JPS出版局、2013年。ISBN 978-4-88469-788-4
  • 偏差値を二倍にする大逆転勉強法(JPS出版局、2014年。ISBN 978-4-88469-804-1
  • 参考書が最強!(幻冬舎、2015年。ISBN 978-4-344-02745-9
  • 残り3ケ月からでも難関大学の逆転合格を可能にする驚異のショートカット勉強法(KADOKAWA、2015年。ISBN 978-4-04-621338-9
  • 医学部受験の真実(幻冬舎、2016年。ISBN 978-4-344-02885-2
  • 受験合格は暗記が10割 (幻冬舎、2016年。ISBN 978-4344030220
  • 医学部受験の参考書完全ガイド&私大医学部・獣医学部の攻略法(幻冬舎、2017年。ISBN 978-4-344-03202-6
  • E判定からの逆転合格にはわけがある! (幻冬舎、2019年。ISBN 978-4-344-03445-7
  • 受験合格は参考書が9割。 武田塾合格体験記 MARCH・関関同立編(幻冬舎、2020年。ISBN 978-4-344-03586-7
  • 受験合格は参考書が9割。 武田塾合格体験記 上位国立・早慶編(幻冬舎、2020年。ISBN 978-4-344-03585-0
  • 受験合格は参考書が9割。 武田塾合格体験記 医学部・獣医学部編(幻冬舎、2020年。ISBN 978-4-344-03584-3
  • 稼ぎたいならキャバクラへ行け(幻冬舎、2024年、ISBN 978-4344043329

出演

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI