椰子の実
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カバー
1936年(昭和11年)7月、日本放送協会大阪中央放送局で放送中だった『国民歌謡』の担当者が作曲家の大中寅二を訪問し、この詩に曲を付すよう依頼。7月9日には曲が完成した。
7月13日から東海林太郎の歌唱で1週間放送した。さらに8月3日からは二葉あき子、11月9日からは多田不二子、12月9日からは柴田秀子がそれぞれ放送した。こうした放送が影響し次第に職場や学校で歌われ始め、12月には東海林太郎の歌唱でポリドールレコードから発売された。
大中本人による混声合唱版・女声合唱版(ともにピアノ伴奏)が存在する。他に多くの人によってさまざまな編成に編曲されており、その中には作曲家の息子である大中恩によるものも含まれる。
2007年(平成18年)には文化庁と日本PTA全国協議会により「日本の歌百選」に選定されており[5][8] [9]、現在でも広く愛唱されている叙情歌である。
- 岩崎宏美
- 薬師丸ひろ子
- 海上自衛隊東京音楽隊/三宅由佳莉 - アルバム『希望〜Songs for Tomorrow』(2015年)[13]
- 木山裕策 - アルバム『花 麗しき日本の愛唱歌』(2020年)[14]
- 三山ひろし - アルバム『こころの歌〜三山ひろし叙情歌を唄う〜』(2021年)[15]
- テレビ東京系深夜アニメ『かなめも』の登場人物 マリモ姉さん(声:高橋美佳子)によりカバー[要出典]
歌曲「椰子の実」を扱った作品
- 小説
- 終戦のローレライ:福井晴敏の架空戦記。作品を通して重要な要素を担っている。
- テレビドラマ
- テレビアニメ
- 映画
- 『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』(2011年2月)のオリジナルサウンドトラックの最後で、椰子の実が使われている。 [18]
「椰子の実」に因む事物

詩碑・歌碑等
- 愛知県渥美半島の西端田原市日出町には、詩の記念碑と歌碑がある[5][19]。
- 長野県小諸市の懐古園内にある小諸市立藤村記念館の前庭に、この歌の詩碑がある。
- 愛知県田原市伊良湖町にある道の駅伊良湖クリスタルポルトには、やしの実博物館が設けられている。
郵便切手
1981年2月9日発行の「日本の歌シリーズ 第8集」に採用された。米倉斉加年の描いた原画と、楽譜の冒頭が図案となっている。また、切手シートの上部耳紙には、曲名と作詞・作曲者名が記載されている。
やしの実投流
渥美半島観光ビューローでは、1988年(昭和63年)から毎年、「椰子の実」の再現を目指し、「遠き島」に見立てた石垣島沖で標識を付けたやしの実を投流するイベントを開催している。投流したやしの実が鹿児島県以北で拾われた場合には、発見者と投入者から数組を伊良湖岬へ招いて対面式が行われる。2020年までに、4個のやしの実が愛知県に漂着し、そのうち3個は伊良湖岬がある田原市に漂着しているが、伊良湖岬・恋路ケ浜へはまだ漂着したことがない[20][21]。
