楞厳呪
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楞厳呪(りょうごんしゅ)は、大乗仏典の『大仏頂首楞厳経』[1]第7巻に説かれる陀羅尼のことで、具名は『大仏頂万行首楞厳陀羅尼』(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)[2]といい、唐の時代、中天竺の般剌蜜帝が705年に漢訳したことになっている。これは、不空訳とされる『大仏頂陀羅尼』(具名『大仏頂如来放光悉但多鉢但羅陀羅尼』、だいぶっちょうにょらいほうこうしたんたばたらだらに)と同種のもので、密教系教団の依用した独立の陀羅尼である。標題中の「悉怛多鉢怛囉」(梵: सितातपत्रा [Sitātapatrā])は白傘蓋仏頂のことで、『白傘蓋陀羅尼』(びゃくさんがいだらに)とも略称される。 元代末期に最初の清規と言われる「勅集百丈清規」で「拐厳呪」として儀式中に取り込まれ、日本では大悲呪と共に現在でも禅三宗の依用陀羅尼になっている。