極端ヘリウム星
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極端ヘリウム星は、「水素欠乏星」と呼ばれる、より広いカテゴリーの中で1つのサブグループを形成している。水素欠乏星には、かんむり座R星のような冷たい炭素星や、ヘリウム過剰型のOB星、種族Iのウォルフ・ライエ星、りょうけん座AM型星、[WC]型の白色矮星、PG1159型星のような遷移星等が含まれる[5]。かんむり座R型星と極端ヘリウム星とはスペクトル型に大きな違いはないが、かんむり座R型星には8等級にも及ぶ深い減光が見られる点で差異がある[3]。
最初に確認された極端ヘリウム星であるHD 124448は、1942年にアメリカテキサス州オースティンのマクドナルド天文台で、ダニエル・M・ポッパーによって発見された[6]。この恒星は、スペクトル中に水素の線が見られず、強いヘリウムの吸収線と炭素と酸素の吸収線が存在していた[6]。2番目のぼうえんきょう座PV星は、1952年に発見され、1996年までに候補天体が25個発見されている[4]。これらの恒星に共通する特徴として、炭素に対するヘリウムの比率がいずれも0.3%から1%であることが挙げられる[7]。他の元素の組成比は、極端ヘリウム星の中でも大きな差異が見られるにもかかわらず、炭素とヘリウムの組成比はこの範囲に収まっている[7]。
既知の極端ヘリウム星は超巨星で、水素は1万分の1以下となっている。表面温度は9,000ケルビン (K) から35,000Kである。最も多いヘリウムと2番目に多い炭素の原子数の比は、約100:1である。このような化学組成は、進化の過程のある段階で、水素燃焼とヘリウム燃焼の両方を経てきたことを示唆している[4]。