盗賊に襲われるが、かえって取り押さえた(あるいは斬り殺した)話が伝えられ、武勇に優れ胆力もあった人物とされる(『江談抄』[2]『今昔物語集』[3]『宇治拾遺物語』[4])。一方、則光の妻、清少納言の作『枕草子』78・80ではやや気弱な人物として描かれている。
『金葉和歌集』[5]と『続詞花和歌集』[6]に1首づつが採録されている勅撰歌人であり、『後拾遺和歌集』1156の詞書の中にもその名が見られる。一方で『枕草子』では、和歌に弱く和歌を読みかけるなら絶交するという、風流を避ける態度を取っているが、さすがに文学面で清少納言と対比すると均衡が取れなかった様子が窺われる。