櫻田謙悟
日本の経営者 (1956-)
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プロフィール
東京都出身。
1978年(昭和53年)3月、早稲田大学商学部卒業後、安田火災海上保険式会社入社。
2005年(平成17年)7月、損害保険ジャパン執行役員金融法人部長。
2007年(平成19年)4月、株式会社損害保険ジャパン常務執行役員。
2007年6月、株式会社損害保険ジャパン取締役常務執行役員。
2010年(平成22年)4月、SOMPOホールディングス株式会社取締役常務執行役員。
2010年7月、SOMPOホールディングス株式会社取締役執行役員、株式会社損害保険ジャパン代表取締役社長執行役員。
2011年(平成23年)6月、SOMPOホールディングス株式会社取締役。
2012年(平成24年)4月、SOMPOホールディングス株式会社代表取締役社長社長執行役員。
2014年(平成26年)9月、損害保険ジャパン日本興亜株式会社代表取締役会長会長執行役員。
2015年(平成27年)4月、損害保険ジャパン日本興亜株式会社代表取締役会長。
2015年(平成27年)7月、SOMPOホールディングス株式会社グループCEO代表取締役社長社長執行役員(現職)、損害保険ジャパン日本興亜株式会社取締役会長。
2016年(平成28年)4月、損害保険ジャパン日本興亜株式会社取締役。
2024年(令和6年)1月26日、SOMPOホールディングスは櫻田が3月末で会長職とCEO職を退くと発表した。
社外経歴
発言
2016年7月、櫻田は、グループCEO取締役社長として、2016年度から5年間の新たな中期経営計画をスタートさせ、そのプランにおいて、『(前略)新中期経営計画では、グループ経営理念である「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービス」の具現化に向けたグループの目指す姿として「安心・安全・健康のテーマパーク」の構築を掲げました。(中略)それぞれの事業・サービスを魅力ある、特徴をもったアトラクションに進化・充実させていきます。国内損保事業におきましては、品質と事業効率をさらに高め、引き続きグループの中核事業として、グループ全体の成長エンジンの役割を果たしていきます。(後略)』と表明している[6]。
上記のインタビューにおいて、「CEOと経済同友会のトップは両立できますか。」と問われ、櫻田は「指名・報酬委員会から出た意見にジーンときた。『これくらい(代表幹事)の仕事はグループCEOのミッションとして考えていい。それくらいできなければダメだ』と。大変なプレッシャーを感じているが、そういうことだと思う。」と答えている。[7]
2019年3月、櫻田は、第25回未来投資会議において、全世代型社会保障に関し、「私ども経営に例えると、人件費を削減して、その削減した人件費を、物件費に使うことによって生産性を上げるということをやりたいわけであるけれども、今のやり方のようにと、いってみれば保険給付のインセンティブは保険給付関連にしか使えないという形であると、自由なアイデアが使えない。一般会計でも、例えば保障改革に関する費目に交付金を出せるような、広い範囲でもって出せるような設計としていただければ経営の知恵が使えるだろうと思う」と発言している[8]。櫻田がCEOを務めるSOMPOホールディングスは子会社のSOMPOケアで介護などの事業に積極出資・進出している。
2019年10月、インボイスに関しては肯定的な立場であり、「流通過程で溜まっている消費税が益税として残ることがないことを確認するためにもインボイス方式は可及的速やかに導入しなければならない。インボイス方式が世界的に見ても標準ということを念頭に置きながら、導入ありきで今後の議論を進めるべきである」としている[9]。
2020年4月、自民党若手有志が提案する経済対策としての消費税減税は、持続可能を最大の目標にした社会保障制度改革に大きなダメージを与えるので反対だとの考えを表明している[10]。
2021年2月16日の経済同友会定例記者会見において、森喜朗の東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の辞任に対して、森氏について「一言でいうと論外」と一蹴した。この件に関連して、企業で女性の役員登用が進んでいないことについて、「女性側にも全く原因がない訳でもない」「与えられれば(チャンスを掴みにいく)という方はいるが、自ら(チャンスを)取りに行かれる方はまだまだ多くないように感じている」と発言した[11]。
2021年10月12日、財務省の矢野康治事務次官が月刊誌『文芸春秋』2021年11月号に異例の寄稿を行い、直後に予定されていた第49回衆議院議員総選挙における政策論争を「バラマキ合戦」と批判し、選挙結果に影響を与えかねない行動をとったことに対し、「(寄稿で)書かれていることは100%賛成だ」と述べ、矢野事務次官への支持を表明した[12]。
2022年9月20日、経済同友会の機関誌の『経済同友』において、櫻田は成田悠輔と対談、その中で成田は物理学者のマックス・プランクの「科学は葬式のたびに進歩する」という言葉を引用し、「経済同友会解散、重鎮経営者の引退」を呼びかけた[13]。成田によると明治維新や第二次世界大戦後の焼け野原からの再出発で共通していたのは、日本社会を支配していた重鎮たちがいなくなったことであるという。成田の発言に対して櫻田は「『経済同友会解散』は刺激的な言葉ですが、意図は大いに賛成します」と答えた[13]。そして「重鎮経営者については自社の話しかできませんが、私自身ももう13年も自社のトップでしたので、今年の4月に持ち株会社は10歳下、保険会社は 15歳下に世代交代をしました。自分ができなかった動きをしている姿を見て、むしろ気持ち良さを感じましたね」とも語っている。
2023年5月、日本再興を掲げ、2023年は「失った30年を取り戻す最後のチャンス」としている。企業の社会的な存在意義を示す「パーパス経営」が重要であるとしている[14]。
2023年7月13日、社内表彰制度の「第1回SOMPOアワード」の表彰式が行われた。大きな特徴といえるのが、失敗した社員も褒めるというもので、経済価値を生み出すといった結果が出なかった取り組みも表彰の対象にしている。櫻田はSOMPOアワードの冒頭で「どうせやるなら大きな失敗をやろうじゃありませんか」とメッセージを送り、社員を鼓舞した。[15]
2023年9月19日、金融庁はビッグモーターの保険金不正請求問題を巡り、同社と損害保険ジャパンへの立ち入り検査を行なった。検査官が本社機能がある損保ジャパン本社に入った。関係者にそれぞれ聞き取り調査して実態解明を進める。 金融庁は立ち入り検査の結果を踏まえて、ビッグモーターと損保ジャパンそれぞれに業務改善命令などの行政処分を検討している。検査は損保ジャパンの親会社SOMPOホールディングス(HD)も対象となる。
著書
『BUSHIDO CAPITALISM 武士道に学ぶこれからの資本主義のかたち』 かんき出版、ISBN 4761275871
「重要なポイントとなるのは、協力の精神と、謙虚さ、そして現実主義。さらには自分を信じる心や、大志、創造力の大切さも見えてくる。特に今、この複雑化し二極化した世界において、正しく営まれた企業は社会に利益をもたらす原動力となり得るのだということを、本書は教えてくれる。」(アマゾンの内容紹介より[16])
事務所
- 櫻田謙悟事務所