歌仙ダム

From Wikipedia, the free encyclopedia

歌仙ダム(かせんダム)は、愛媛県今治市菊間町、菊間水系霧合川に建設された灌漑および工業用水ダムである。

左岸所在地 愛媛県今治市菊間町川上
河川 菊間川水系霧合川
ダム型式 アースダム
概要 歌仙ダム, 所在地 ...
歌仙ダム
歌仙ダム(2026年3月)
所在地 愛媛県今治市菊間町
左岸所在地 愛媛県今治市菊間町川上
河川 菊間川水系霧合川
ダム諸元
ダム型式 アースダム
堤高 41 m
堤頂長 120 m
堤体積 122千 m3
流域面積 3.9 km2
湛水面積 3 ha
総貯水容量 366千 m3
有効貯水容量 325千 m3
利用目的 A(農水)・I(工水)[1]
事業主体 愛媛県
施工業者 二神組
着手年 / 竣工年 1967年 / 1973年
出典 ダム便覧(財団法人日本ダム協会) 歌仙ダム
テンプレートを表示
閉じる

概要

2026年3月
2026年3月

菊間川水系の霧合川の上流に設置されている。1962年菊間町によって企画され、愛媛県の県営畑地灌漑ダムとして1969年1974年にかけて築堤された[2]。ダムから水をひくため幹線パイプを6㎞にわたり地下に埋設し、さらに各樹園地へ縦横に延ベ104kmの支線水路を張り、5か所のポンプ、3,124か所のスプリンクラーにより松尾・川上・池原地区などの柑橘園195haをかんがいする事業であった[2]

2001年に歌仙ダムに水利権を持たない菊間町(現:今治市)が歌仙ダムの灌漑用水を工業用水に違法転用している事が発覚[3]。菊間町では1993年に灌漑用水路にパイプラインを接続し、約8年半に渡って日本地下石油備蓄菊間事業所(菊間国家石油備蓄基地)に送水を行っていた他、太陽石油との間にも給水契約を結び、料金収入を得ていた[3]。菊間町はダム造営や幹線水路改修などの補助金の一部4,899万円を愛媛県に返還し、県はうち3,266万円を国に返還した[4]2004年に愛媛県は果樹園廃園で灌漑用水の使用量が減った事などから水利権を変更し、日量で約1,400トンに減らした灌漑用水余剰分を日本地下石油備蓄が使う日量880トンの雑用水に充てられるようになった[3]

現在は灌漑の他、工業用水としても利用されている。

沿革

  • 1967年 - 歌仙ダム着工[5]
  • 1974年 - 歌仙ダム完成[5]
  • 1976年 - 台風17号被害で幹線水路など灌漑施設が壊滅[5]。愛媛県がダム・取水施設を菊間町土地改良区に譲渡[5]
  • 1984年 - 菊間町、土地改良区、歌仙ダムかん水組合が契約書を交わし、灌漑事業の農家負担金未払い分を菊間町が肩代わり[5]。ダムの水利調整が菊間町に一任される[5]
  • 1989年 - 愛媛県が幹線水路改修を開始[5]
  • 1992年 - 改修工事が完了[5]
  • 1993年
  • 2001年7月 - 愛媛県が再び転用を把握、菊間町がパイプを切断し送水停止[5]
  • 2004年 - 愛媛県が水利権を変更。灌漑用水を日量約2600トンから1400トンに削減し、余裕分を活用して雑用水日量880トンの水利権を菊間町に与える。

引用・注釈

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI