沓沢朝治
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1896年(明治29年)8月18日、山形県最上郡真室川村(現・真室川町)で生まれる[1][2]。幼い頃より父親について鷹狩の技法を学ぶ[1]。
1955年(昭和30年)、小説家の戸川幸夫が沓沢を取材し、沓沢とその鷹をモデルにした短編小説『爪王』(初出『別册文藝春秋』1955年8月号)を発表する。戸川は沓沢のことをサン写真新聞の元同僚から教えられたが、当時は、地元でも沓沢が鷹匠であることは知られておらず、鷹を飼っている老人という程度にしか認識されていなかったという[3][4]。なお、沓沢は鷹に名前をつけていなかったが、戸川が小説中で「吹雪」と命名したため、モデルとなった鷹も「吹雪」の名で呼ばれるようになった[3](ただし、小説中の吹雪がメスであるのに対し、実在の吹雪はオスである)。
1957年(昭和32年)、吹雪が大映の記録映画『白い山脈』(今村貞雄監督)に野性のタカ役で出演[5]。1960年(昭和35年)、吹雪が東宝の映画『地の涯に生きるもの』(久松静児監督、原作は戸川幸夫『オホーツク老人』)に知床半島のワシ役で出演[3][4][5]。
1962年(昭和37年)1月25日、日本テレビ系の「ノンフィクション劇場」(牛山純一制作)で、朝治を題材としたドキュメンタリー「老人と鷹」(西尾善介演出)が放送される[6]。同番組は第15回カンヌ国際映画祭ドキュメンタリー部門ユーロビジョン・グランプリ[7]、第10回民放大会賞テレビ報道社会部門最優秀賞[8]を受賞した。
著作物
- 真室川町教育委員会編『熊鷹の生態』真室川町、1976年8月。
- 福嶋明宏編『熊鷹の生態』上毛新聞社出版局、2007年12月。 ISBN 978-4-88058-979-4