河豚汁
古典落語の演目
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『河豚汁[1][2]』または『ふぐ汁[3]』(ふぐじる)は、古典落語の演目。別題として『河豚鍋[1][2]』または『ふぐ鍋[3]』(ふぐなべ)[注釈 1]。江戸落語・上方落語の両方で演じられる[3]。
フグ料理を作ったものの、毒が怖いと食べるのを躊躇する主人公が、家を訪れた者を毒味役にするという内容。
原話は享和2年(1802年)刊行の十返舎一九の笑話集『臍くり金(へそくりきん)』の「鰒汁」(ふぐじる)[1]。この原話を上方落語の2代目林家染丸がアレンジしたとされる[1][2][4]。東大落語会編『落語事典 増補』は、2代目三遊亭圓歌が『河豚鍋』の演題で演じたとする[1]。
一方、宇井無愁は明和2年(1765年)に京都で刊行された『軽口独狂言』第3巻所収「河豚汁の独(原文ママ)味」を原話とする[3]。
あらすじ
※以下、東大落語会編『落語事典 増補』掲載の内容に準拠する[1]。
フグを手に入れた旦那は、食べたいと思えども怖さが先に立ちそのまま置いていた。そこで出入りの男にひそかに毒味をさせるべく、フグであることを伏せたまま持たせて帰す。数日後に様子を探ると男は特に異状もなく元気そうだったので、旦那は安心してフグを食べた。後日男が再訪した折に旦那が「あれはフグだった」と明かすと男は「食べられましたか? 」と尋ね、旦那がそうだというと「それなら自分も帰って食べよう」。