サンテレビの代表取締役時代に、次の見解を述べている。
サンテレビは地域のためのメディアであり、地域におこる問題は自分たちの問題でもあるという意識をもち、解決のために一緒に考えて報道する。そこまで考えることができなくては「本当に地域に寄り添ったメディア」とはいえないし、地域局である意味がない。例えば、行政のミスを引っ張り出すまではいいが、その先に「では、いかにこの地域を良くしていくのか」という目線があるだろうか。ただ「情報を与える」という上からの目線ではなく、その先の目的が何なのかまで真っすぐ見据えて情報を伝えることが大切だ。これからはそれがないと地域で生きるメディアの価値はなくなると考えている[5]。
また、最近フェイクニュースやまとめサイトのコピペ問題など本当に正しい情報かどうかを疑う時代になってきた。日頃、私たちは情報とどう接すればいいのか、テレビ、新聞、ラジオなどのいわゆるオールドメディアが発信する情報は当事者、あるいは警察、行政などから直接取材した一次情報が重要であり、この「情報の信頼性」が私たちメディアの命綱ともいえる。ただ、最近はオールドメディアへの信頼自体がゆらぐような事態もみられる[5]。
例えば、官製情報などの提供する側に都合のよい情報や、記者の取材不足からくるウソの情報は視聴者が鋭く見抜く時代になった。オールドメディアの情報が信用できないということになれば終わりで、私たちにはきちんとした取材に基づく正しい情報を伝えていく役割がある。また一次情報に関わるものは、業務上知り得た情報が思わぬところでインサイダー取引などにつながる恐れがある。ソーシャルネットワーキングサービスなども大変普及しているが、一般の人なら問題ないことでも、メディアの人間は特に使い方に注意が必要で、社内でもコンプライアンスを徹底している[5]。