ある時、国俊が叔(伯)父(兄)である鳥羽僧正(覚猷)のもとを訪ねた。その際に僧正は「しばらく待ってくれ」と言い、長時間でてこなかった。国俊は立腹して帰ろうと牛車に向かったが、僧正が「車を借りるぞ」と言って国俊の牛車を借りていってしまったあとだった。仕返しとして、僧正の風呂に碁盤を逆さに入れ、その上に藁をかけておいた。僧正は藁の上に仰向けにひっくり返って寝ることを楽しみとしていたため、いつものように藁の上にひっくり返った僧正は碁盤に尻骨をぶつけて気を失ってしまった。その後、様子を見に来た部下の僧侶が水をかけるなどして正気に戻らせたという[2]。