溝口勇児
日本の起業家、投資家 (1984-)
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溝口 勇児(みぞぐち ゆうじ、1984年〈昭和59年〉11月23日[2] - )は、日本の起業家、投資家、実業家。WEIN GROUP、BACKSTAGE、REAL VALUEおよびNoBorderで代表取締役社長(CEO)を務め、BreakingDownではCOOを務める。「連続起業家」として2025年9月時点で15社から20社ほどの会社経営を行っている[2]。東京都出身。
REAL VALUE:2026年 -
REAL VALUE:2.63万人
REAL VALUE:約238万回
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| YouTube | ||||||||
| チャンネル | ||||||||
| 活動期間 |
NoBorder:2025年 - REAL VALUE:2026年 - | |||||||
| 登録者数 |
NoBorder:62.4万人 REAL VALUE:2.63万人 | |||||||
| 総再生回数 |
NoBorder:約3579万回 REAL VALUE:約238万回 | |||||||
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| チャンネル登録者数・総再生回数は 2026年8月26日時点。 | ||||||||
略歴
生い立ち
東京都足立区に生まれる[3][4]。自身が3歳のころに父が借金を残して失踪し[5]、両親が離婚[6]。家庭は自己破産するほど貧しく、小学生時に新聞配達、中学生時には運送業、高校生時には複数のアルバイトを掛け持ちして働き、自ら学費を稼いで高校に通っていた[6][5][7]。住み込みで働く母に連れられて、17歳までに10回ほど転居する[8]。失踪後の父とは1度接触しており、その父は生活保護の末に若くして自殺した。父の死後、腹違いの妹がいることが分かった[5]。
本人のnoteによれば、父は孤児院育ちであり、両親を含めて親族がいない[9]。父とは中学生の時に再会している[9]。母は19歳で勇児を妊娠し、頼れる人がいない中で水商売などを掛け持ちして働き、女手一つで勇児を育てた[9]。母も自身が中学3年の頃に失踪し、数年おきに再会している[9]。
スポーツや身体能力に自信があったことから、高校在校時(17歳)にフィットネスクラブのパーソナルトレーナーとして働くようになり、プロ野球選手やプロバスケットボール選手、芸能人など、延べ数百人を担当した[10][11]。同フィットネスクラブの経営悪化を受けて24歳で支配人を任される[3][6][5][10][12]。
起業
フィットネスクラブでの経験を生かして、2012年の4月11日にフィットネス、ヘルスケア関連の会社「FiNC」を創業し[3][6]、代表取締役社長(CEO)に就任[5]。FiNCでは、アプリのダウンロードが累計約1000万を突破。2014年の夏ごろにベンチャーキャピタルを利用した経営に方針を変える[5]。その後、会社の経営陣との方針の違いから2020年3月にFiNCを退任する[5]。
2020年5月、本田圭佑、高岡浩三とともに「ウェルビーイングの社会を作る」を目的としたファンド「WEIN GROUP」を設立[13][14][15]。同年12月1日に経営陣からパワハラ、不正な資金の使途などを問題として、代表退任要求を突きつけられる[5][16][17][注 1]。本田とともに投資を行ってきたエンジェル投資家の千葉功太郎も「同内容は事実」とTwitterで追認したが、これらの抗議、指摘についてTwitter上ですべて否認した[18]。
BreakingDown COO就任
2021年にエンターテインメントテック企業の「BACKSTAGE」を創業し[3][6][13]、2021年後半からBreakingDownに共同経営者として参画[5][13][19]。BreakingDownでは運営統括を経てCOO兼国内事業代表に就任[6][20]。
2023年以降は選手として出場する機会もあり、『BreakingDown8』で空手全日本チャンピオンの経歴を持つ土屋悠太に勝利[21]、『BreakingDown10』で超10人ニキ神にKO勝利[22]、『BreakingDown13』でアンチ溝口としてオーディションに登場したしょーやにKO勝利[23]、『BreakingDown14』および『16』でSATORUに勝利した[24]。
2023年末に朝倉未来とともに映画製作プロジェクト「YOAKE FILM」を立ち上げ、2025年1月31日に公開された映画『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』を製作した[25]。
BreakingDown戦績
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
| ○ | ヒロ三河 | 1分1R+延長1R終了 判定3-2 | BreakingDown21 | 2026年9月19日 |
| ○ | SATORU | 1分1R終了 判定4-1 | BreakingDown16 | 2025年7月13日 |
| ○ | SATORU | 1R 0:59 KO(左ストレート) | BreakingDown14 | 2024年12月8日 |
| ○ | しょーや | 1R 0:16 KO(右フック) | BreakingDown13 | 2024年9月1日 |
| ○ | 超10人ニキ神 | 1R 0:41 KO(顔面への膝蹴り) | BreakingDown10 | 2023年11月23日 |
| ○ | 土屋悠太 | 1分1R終了 判定5-0 | BreakingDown8 | 2023年5月21日 |
YouTube番組の制作
2024年7月に堀江貴文、三崎優太とともに経営エンターテイメントYouTube番組『REAL VALUE』の制作会社を設立し、12月より番組配信を開始[26][27]。
2025年6月30日にXで同年7月8日にプロジェクト『NoBorder』を開始することを発表し、YouTube番組として配信することを発表[28]。番組の内容については「『陰謀論』と呼ばれながらも、長らく時の権力にタブー視されてきたテーマに正面から切り込む内容」であるとし[29]、同プロジェクトについてXで以下のように投稿した[28]。
今の社会には本来すべての人が知り、議論すべきなのに、権力によって封じられてきた不都合な真実が存在します このプロジェクトでは、触れてはならないとされるタブーの一線を越え、僕の命をかけてでも真実の輪郭に迫ります。どんな圧力があっても、決して屈しない。『NoBorder』は、真実と対峙する覚悟で始めるプロジェクトです。 — 溝口勇児
7月1日には上杉隆の報道会社であるNoBorderをM&Aで取得し、同社のCEOに就任[30]。元総理の安倍晋三が暗殺された日付である7月8日にYouTubeチャンネル『NoBorder』を開設[31][29]。7月20日には動画がすべて削除された上で、チャンネルも削除されたことを報告[31]。これを受けて「とりあえずYoutubeの窓口や、偉い人にも抗議しまくります」とXに投稿した[31]。10月11日には安倍昭恵、上杉隆らとともに靖国神社を参拝。参拝に際し、Xで「この国がここまで来られたのは、命を懸けて信念を貫いた方々がいたから。今の平和は、誰かの犠牲の上に築かれている。その重みを忘れず、少しでも日本を前に進めるために、僕もこれから自分が信じる戦いをします。口で理想を語るだけでなく、行動で時代を少しでも変えていきたいです」と綴った[32]。
2025年12月9日にYouTube番組『LAST CALL』制作発表会を開催し、BACKSTAGEの取締役CCOに就任したおちまさととともにROLANDをMCに据えたキャバ嬢オーディション番組の開始を発表[33][34]。特別審査員として愛沢えみり、進撃のノアら10名の現役・引退した実績のあるキャバ嬢が参加することを発表した[33][34]。
人物
騒動
サナエトークン
2026年2月から3月にかけて自身が代表を務める「NoBorder DAO」が発行した現職の内閣総理大臣である高市早苗の名前を冠した暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」を巡り、REAL VALUEでは発行に際して「高市さんサイドとコミュニケーションを取っている」旨の説明をしていたが、高市側は「連絡すら受けていない」と否定したことから法的妥当性を巡り、騒動となった[38][39]。
マンジャロの推奨およびLAST CALL関連
2026年5月に配信されたYouTube番組『LAST CALL』において、出演キャバクラ嬢のゆいぴすが糖尿病用の医薬品であるマンジャロをダイエット目的での使用を推奨する発言をし、ゆいぴすがアンバサダーを務めるマンジャロのオンライン処方サービスに出資したことが、「モラルなきダイエット商法」「薬機法に抵触する恐れがある」として問題視された[40]。これに対し溝口は「適応外使用だからダメという議論には違和感がある」「本来議論すべきなのは、リスクとベネフィットは釣り合っているのかということ」と主張し[41]、ゆいぴすも「私はそもそも医者でもないですよ。医者でなければ医薬品に関わってはいけないのですか?」などと反論すると、医師で作家の知念実希人は「適応外使用で、副作用が出ても救済対象外なんですよ。素人が安易に勧めないで頂きたいです」と苦言を呈した[40]。
5月31日、イベント『LAST CALL COLLECTION 2026』を6月末に開催することを発表[42]した後、6月1日にゆいぴすは『LAST CALL COLLECTION』への参加を辞退することを発表[42]。6月3日にゆいぴすは「マンジャロ」をめぐる自身の発言について自身の非を全面的に認め、謝罪する動画・文書を公開[43][44]し、また『LAST CALL』出演を含むインフルエンサー活動の休止を発表した[43][44]。
ゆいぴすの謝罪を受けて同日中に自身のXを更新し、「ゆいぴすばかりに批判が集まってしまっていることを申し訳なく思います」「今回の責任は出資者の一人であるおれや運営サイドにあります。批判されるべきは我々です」などと投稿すると、自らは批判されていなかったとする見解や一人称に「おれ」を使用していることなどが問題視された[43]。4日には自身の元恋人であり、REAL VALUEで共演していた三崎優太と結婚したてんちむがゆいぴすの謝罪文を引用し、「広告塔のゆいぴすちゃんより責任とるべき人たちいると思うんですけど」と指摘[45]。
6月5日に閣議後記者会見にて、厚生労働相の上野賢一郎が「マンジャロ」の騒動について言及し、「法違反に対しては厳正に対処していきたい」「マンジャロは、2型糖尿病のみを効能効果として承認されており、それ以外で使用された場合の安全性、有効性は確認されていない」「適応外で使用された場合は、思わぬ副作用につながる可能性も否定できない」と談話を発表[43]。
6月10日にはマンジャロの製造販売元であるイーライリリーの日本法人である日本イーライリリーは一連の騒動を受けて声明を発表し、美容目的の安全性は未確認であり、深刻な健康被害が発生するリスクがあることを説明した上で、 「当社はこれらを容認できず、関連当局や関連学会、警察等と緊密に連携し、情報共有や注意喚起、および適正使用推進のための情報提供活動を行っております」と表明した[41]。
6月28日に開催された『LAST CALL COLLECTION』は、前日から当日にかけて出演キャストの4名が体調不良や諸般の事情により急遽出演を見合わせることが発表され、主催者判断として全額返金対応の特別措置を取った[46][47][48]。さらに出演を予定していた明日花キララは、運営側にずさんな対応があったとしてイベントへの出演を当日中に辞退した[46]。また、イベント開始直前には「現在、某暴露系アカウントから『ランウェイを歩いたクイーン[注 2]を暴露する』と脅しの連絡が個人やSNSに投稿されています」と話し、ランウェイの中止を発表した[47][48][49]。
三崎優太との対立
YouTube番組『REAL VALUE』で共演していた三崎優太は、同番組から生まれたコミュニティ発の仮想通貨「SANAE TOKEN(サナエトークン)」の騒動をきっかけに番組への出演を一時休止[50]。三崎は2026年6月22日に自身のYouTubeチャンネルの生配信で溝口に対して内容証明を送付し、裁判を検討していること、「サナエトークン」の騒動によって迷惑を被っていることを明かした[50]。
三崎の発言を受けて、「何をそこまで問題視しているのかよく分からないレベル。もっと言えば、その後も収録で何度も一緒だったし、共通の知り合い通じて、何度も昔みたいな関係に戻りたいって言ってきたじゃん。おれからすると、炎上して急に豹変したイメージで悲しかったんだけど」などとコメントした[51]。
両者の対立を受けて「にしたんクリニック」社長の西村誠司は、騒動の本質は「サナエトークン問題」ではなく「REAL VALUE」から得られる収益・権利(利権)の配分にある、「てんちむさんを巡る感情ではなく『自分の方が力を持っている』という男性同士のプライドやマウント意識が影響している可能性がある」との見方を示した[52]。また、「どちらか一方が正しいというより、どっちもどっちという印象」ともコメントした[52]。
『REAL VALUE』で両者と共演していた堀江貴文は、両者の対立について「正直くだらねぇなって。溝口アンチが俺に絡んでくるのもだるい」と話した[53]。
受賞
書籍
著書
- 『持たざる者の逆襲――まだ何者でもない君へ』幻冬舎、2023年12月。ISBN 978-4-344-04205-6。
掲載
- 浅川直輝『スタートアップ列伝――ニッポンの明日を拓く30人』日経BP社、2015年5月。ISBN 978-4-8222-7982-0。
- 田原総一朗『起業家のように考える。――ゼロからはじめるビジネス成功の方程式 田原総一朗×起業家18人』プレジデント社、2016年12月。ISBN 978-4-8334-5111-6。